春まだ遠し

 

 

 
 


清められた我が家の庭

 

今日は東京でも雪が降っているようだが、私の住む八ヶ岳山麓も昨夜からの雪で一面銀世界である。いつものことだが、雪の朝、2階の書斎から雪景色を眺めると、この世の汚れが取り除かれたようで、心がすがすがしくなってくる。

汚れた東京の空気も浄化され、波動が少しでも上がってくれるといいのだが、慣れない雪でのスリップ事故や転倒で思わぬけがをしないように注意して欲しいものだ。我が家の雪の積雪量は15センチほどなので、雪かきもさほど大変ではないが、これ以上降られると標高の高い野辺山高原や,清里方面の方々は大変である。

今日はチロはコタツの代わりに私の椅子で丸くなって寝ている。目を覚ますと私の机の上にやって来て、写真集の作製を見守りながら、「毎日毎日よく頑張るね〜、それにしても、人間は何でこんなに一生懸命頑張るのだろう?」 というようなか顔をして、パソコンの画面を眺めながらうたた寝をしている。私も今度は猫になって再生してきたいものだ。

こんなチロと一緒の原稿書きの一時が、私の一番幸せな瞬間であるが、こんな穏やかな日々をいつまで送ることができるのだろうか。大干ばつで艱難辛苦に喘いでいるソマリア難民や日々砲弾の雨が降り続けているシリアの人々のことを考えると、心が痛む。