百花繚乱・咲き誇る庭の草花
5月の連休明けから、わずか1週間の間に我が家の庭には次々と草花が咲き乱れ、まさに百花繚乱の風情である。どの花もみな1週間から10日は早い感じで、まるで残り少ないチャンスを競い合って咲き誇っているようである。
マスコミが伝えるニュースは、深刻な経済不況と豚インフルエンザの世界的流行など暗い話ばかりであるが、花たちには関係ない話である。世の中の喧噪など知らぬげに、例年になく美しい姿を見せてくれている。
経済の動向については、また改めて書く予定であるが、株価の動向など眺めるとまるで底を打ったかのように見えるが、意図的に作られた相場に過ぎず、こんな指標に目を向けていると、とんでもないことになってしまうから、くれぐれも騙されないようにご用心されたい。
豚インフルエンザは、とうとう中国でも感染者が出たようで、これで31ヶ国、5000人を超す患者が発生したことになる。死者の数も60人を超したようである。しかしこの程度のことでは、一般のインフルエンザとたいして変わりはない。それにしては、少し騒ぎすぎのような感じがしてならないが、いかがだろうか。
感染の最中に、毒性と感染力が突然強くならない限り、これ以上心配することはないのではないかと思われるが、問題は、あれだけ世界の国々が、感染防止に力を入れながら、発生からわずか1週間で南北アメリカに、また数週間で、ヨーロッパやオーストラリアへと感染が広がった事実である。
この秋から冬にかけて、あるいは1〜2年先に、鳥インフルエンザにしろ、豚インフルエンザにしろ、もしも、今回に比べて一段と毒性と感染力が強いウイルスがまき散らされたときには、感染を防ぐ
のが至難の技であることが実感できたはずである。
各国政府とも感染防止のノウハウは少しは学べたかもしれないが、まき散らす方は、感染拡大へのさらなる技術を手にしたことにもなるわけである。それにしてもタミフルの製造会社は経済不況どこ吹く風、膨大な利益の蓄え場所に困っているのではないだろうか。
可憐な花の精から爽(さわ)やかなエネルギーをもらって、いやなニュースを消し飛ばして頂きたい。