霧氷との出会い


幸運にも、霧氷に遭遇することが出来た。昨夜の小雪と寒さが幸運をプレゼントしてくれたようだ。

ただ、ご来光を拝んだ後、食事をしている短い時間の間に気温が一気に上昇し、撮影に出向いたときには、お目当てのダケカンバの霧氷は わずかしか残っていなかった。

残念至極!! 標高2000mの山頂を念頭に気を許したのが失敗の元であった。これだけ暖冬で日差しが強いと、山頂と言えども厚く付着していない限り、霧氷は短時間で熔けてしまうようだ。
 



噴煙を上げる浅間山

それにしても、360度の白銀に覆われた山並みの景観は素晴らしい。東には、浅間山、草津白根山、南には、八ヶ岳連峰、富士山、南アルプス連峰、、北には、白馬岳、妙高山など日本百名山に名を連ねる 錚々(そうそう)たる山々が連なっている。

中でも、槍ヶ岳や北穂高岳、奥穂高岳、乗鞍岳、御岳山など3000mを超す峰々を遠望する西側からの景観は絶妙だ。天候に恵まれれば、北アルプス連峰や立山連峰が真っ赤に染まった夕焼けを一望すること もできる。

 

霧氷と樹氷

読者から「霧氷」と「樹氷」は違うんですかと言う、メールが多く寄せられた。樹氷は霧氷の一種で、霧氷の中には樹氷の他に、樹霜、粗氷などがあるが、取り立てて区別するほどの違いはない。どれもが皆、空中の水蒸気が昇華して樹枝に付着して氷層をなしたもので、気泡を多く含んでいたり、霜状になっているために白色に見えるのである。

 

 

乗鞍岳に
夕陽が沈む

 


王ヶ鼻

夏には放牧された
牛が見られる

遠くに見えるのが八ヶ岳連峰
 

王ヶ鼻

吹雪き始めると
様相が一変する

吹雪の中を
10人乗りの
雪上車が王ヶ鼻
に向かう

 

 

雪景色

 

霧氷が一部残っている

雪景色

雪景色

 

 

厳寒の中、名も知らぬ
一輪の花が咲いていた

 


北アルプス連峰

中央やや左の
尖った山が槍ヶ岳
(3106m)

その手前が常念岳
(2857m)
 

北アルプス連峰

北アルプス連峰