巣立ったヒガラのヒナ

エナガの巣にほど近い道路ぎわの電柱に「ヒガラ」が巣を作っていた。しかし、エナガやチョウゲンボウの観察で手一杯で成長の様子を確かめることが出来ずにいた。

エナガが巣立って数日後、チョウゲンボウを観察していると、斉藤さんからヒガラのヒナが家の近くにいるという連絡が入った。

さっそく駆けつけてみると、6〜7羽のヒナが松林の中の雑草やヤブデマリに止まって親からエサをもらっている。親もヒナもエナガより人なつっこく、3〜4メートルの近くによっても逃げる様子がない。

何かの理由で早めに巣立ってしまったのだろうか、どのヒナもまだほとんど飛べる状態でない。あちこちに散らばったヒナに親がせっせとエサを運んでいる。

 

 

  ヒガラ

日本のシジュウカラ科の中で一番小さい鳥。シジュウカラに似ているが、胸から腹にかけてのネクタイ状の帯模様がない。 アカマツなどの背の高い木の枝先で生活しているため、普段は目にする機会が少ない。日本全国に生息し、渡りはしない。  全長11センチ

 

 

赤松につく虫をつぐむ親鳥

 

巣立ったものの、まだ
飛べないヒナが、枯れた
灌木の上で心許ない
表情をしている

赤松林の草むらの中で
親がエサを運ぶのを
待つヒナ

おやどりがアブラムシを
運んできた

 

 

給餌する親鳥 @

 

A

B

ヤブデマリに止まって
親鳥の給餌を待つ