諏訪湖の花火
長野県の諏訪湖で打ち上げられる恒例の花火大会は、毎年8月に行われるが、なにしろ日本三大花火の一つに数えられているだけに、見物人が多すぎて行き帰りが大変である。それゆえ、近郊に住みながらも滅多に見に行くことはない。
ところが今年は、花火大会開催60回目を記念して、9月の特別花火大会で1万2000発の花火が打ち上げられるという話を聞いて、出掛けてみた。
本番と違って車も空いており、おまけに打ち上げの正面の桟敷席も無料、それに混雑がない分三脚を据えるのもさして苦労せずに済んだ。まるで「夏の夜の夢」のような話である。
北京オリンピックのコンピューター・グラフィック混じりと違ってこちらはすべて本物(笑)。それに、湖上での打ち上げだけに、色とりどりの花火の映像が湖面に映り込んで艶やかさが一段と冴え
わたる。中でも、湖面近くで打ち上げられるスター・マインは圧巻。
1尺玉爆薬の破裂音が見学席に響き渡り、その衝撃波を受けながら間近で見るスター・マインの迫力は、湖上花火ならではの醍醐味だ。
心に吹く冷たい秋風
1時間ほどの夏の夜の夢を堪能(たんのう)した帰りの車中、華麗な花火の打ち上げに使われたのと同じ爆薬も、その使い道が違ったら、何万、何十万人の命を奪うことになるのだと思った瞬間、心の中に冷たい秋風が吹き込んできた。大勢の観光客がその艶やかさに
歓声をあげているその時、アフガンやイラクでは、同じ爆薬による閃光と爆風の中を逃げ迷っている人々がいるのだ。
なんとも人間という生き物は不思議な生き物である。アルフレット・ノーベルが発明したダイナマイトを使って、たくさんの人々の心を癒し、楽しませるのも人間なら、同じ弾薬で何百、何千万もの人の命を奪うのもまた人間である。
「至上の神」が人間に与えた最大の贈り物が「自由意志」だと言われている。人の命を奪おうが、人のために自分の命を投げ出そうが、それはあくまで本人の自由意志である。ただその後に「カルマ」と呼ばれる「因果の法則」が待ちかまえているだけである。だから天は、人間が悪事に走ろうが善を施そうが、それを止め立てもしなければ、後押しもしないのだ。
2008年も残り少なくなってきた。日々の暮らしに追われている中、我々の知らぬところで、刻一刻とアセンションに向けて、人類の振り分けが進んでいる。いやもう既に
、それは最終段階に近づいていると言った方が正解かも知れない。問題は、この世での生を終えた後、あなたや私の魂の帰還する世界が、すっかり様変わりしてきていることである。
あなたが、かっての前世を終え、今世に誕生する間に過ごしたあの霊的世界の一部は、今消滅しかかっているのだ。死後、あなたが迷える魂にならないように、
今のうちに宇宙や死後世界の真相をしっかり学び、悔いのない生き方をしたいものである。
今日も続く祈りの旅
8月に桜島、浅間山と小規模な噴火が続いた。この先、北海道のいずれかの山、昭和新山、硫黄岳、旭岳などで小規模な噴火が起きたら、当面、日本列島が衝撃的な破壊から免れるための自然界の仕組みに、スイッチが入ったと考えてもらって良さそうである。
その前に、周辺国で巨大地震が起きたら、日本列島がその衝撃波を受けずにはおれないだけに、スイッチが一刻も早く作動することを願わずにはおれない昨今である。昨日の十勝沖の震度5弱の地震はその前兆であったかもしれない。
今、比嘉良丸氏は北海道を回っておられる。地球岬から襟裳岬、知床に続いて、昨日は旭岳山頂で祈っているはずである。7月23日沖縄を出られてから既に50日、酷暑の中、小さな軽自動車に乗っての3000キロを超す長駆の祈りの旅が今日も続いている。
尚、花火撮影には、「水木鈴子・花の美術館」の佐々木君と水木誠君にご協力頂いた。感謝申し上げる。なお、掲載写真の一部は水木君の撮影したものを
借用させて頂いた。