娘と孫の勇人と一緒に南アルプス国立公園の「精進ヶ滝」に、行って来ました。
久しぶりの二日つづきの雨の日の翌日(5/25)、新緑に彩られた南アルプスの麓は、ブナやツタの木が生い茂り、空気がおいしいく感じられるほどに爽やかでした。
精進ヶ滝に連なる石空川(いしうとろがわ)は、南アルプスの鳳凰三山(ほうおうさんざん)の北端、地蔵ヶ岳北西面の水を集めて北に流れ、武川村(国道20号線沿いの村)で大武川に注ぎ込んでいる。
最上段の「精進ヶ滝」から「一の滝」までの高度差は数百メートルもあり、雨かさの増した日の瀑布は壮大である。
精進ヶ滝林道を30分ほど走って吊り橋近くの駐車場に車を止め、そこから歩いて林道を登る。しばらく歩くと、石空川の対岸のやや高見に、世界第一級ともいわれるフォッサ・マグナの大断層露頭が見えてくる。
およそ20分ほどで「二の滝」に出る。「二の滝」は真横から眺められるのでかなりの迫力がある。ここから先は勇人を連れて登るのは無理。娘と勇人を残して、一人精進ヶ滝を目指して道なき道を登坂する。
およそ40分ほどで終点の滝見台に到着。下部の「九段の滝」に向かって本命の「精進ヶ滝」が見事な瀑布をかけている。
この滝の落差は121メートルで県内第一位の名爆で、「日本の滝百選」の中でも有数な滝にランクされるだけに見応えがある。