中島博氏に案内して頂いて、念願の「美瑛の丘」や「彩香の里」「ひつじの丘」などの撮影を終えた翌日、襟裳岬を訪ねることにした。これまで
北海道では10回を超す撮影の旅をして来たが、まだ襟裳岬方面には一度も足を延ばしたことがなかった。
途中、十勝平野にある日勝峠に立ち寄ることにした。峠の頂から展望した霧のかかった風景が絵になるというので、撮影することにしたのだが思っていた以上に霧のかかり方が弱く、あまり絵になる景観をとることが出来なかった。
幸い富良野・美瑛を案内して下さった中島氏が以前撮影した写真をお借りすることが出来たので、掲載させて頂くことにした。
峠からおりて、海岸沿いを走り襟裳岬に向かった。峠の上と違って海岸沿いの霧は濃すぎて、撮影が難しかったが、何とか数枚の撮影ができた
ので掲載させて頂いた。沿岸を走ること2時間余、襟裳岬に到着した時には最高の濃霧で、岬の先端に立つ灯台の姿すら目にすることが出来ないほどであった。
しばらく待ったが一向に霧の濃さは衰える様子がなかったので、撮影はあきらめて帰路に就くことにした。