利尻・礼文への旅 C

 

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海猫が舞う天売島の海



赤岩上空を舞うウミネコ(海猫)の群れ


今日は朝から願っていた通りの天気となり、それに海も穏やかで奇跡的な凪(なぎ)状態。おかげで赤岩展望台からの景観は最高で、海の色は陽の当たったエメラルドグリーンと日陰のコバルトブルーが対照的な色合いを見せている。

灯台の横から眺めた眼下の海面が色鮮やかな縞模様を見せているのは水深が浅く底の様子を映しているためだろうか。それにしても波静かさはまさに超凪状態である。18歳までこの島の近くの沿岸 の町に住んでおられた同行の斉数賢也氏も、これほどの凪(なぎ)状態を見るのは珍しいようで、これでは険しい北の海の日本海というより穏やかな 内陸の日本湖のようだと、笑っておられた。

私自身も何回か訪れた沖縄の海を眺めているようで、北海道の北のはずれを旅しているのが嘘のように感じられてならなかった。読者も掲載した写真をご覧になられたら同じように感じられるのではなかろうか

赤岩展望台に移ると、北の海の彼方に利尻島の姿が見える。100キロ を超す彼方にありながらこうして展望できるのは島全体が標高1721mの利尻富士とその山麓で形成されているからである。遠方であるためやや霞んでいるが、青い空を背景に紺碧色の海に浮かぶその姿はなかなかの美しさである。

これから先、北に向かうにつれその姿はさらに壮大さを増してくるに違いないが、遠く離れた天売島からの展望も忘れられない景観であった。
 



 


灯台付近からの展望
@
 

 
A
眼下には沖縄の
海を彷彿させる
コバルトブルーの
海が広がっていた
 

B

岸壁には
ウミネコやセグロ
カモメが羽を休め
ている

C

 



 


赤岩展望台から
見下ろすと48mの
矢尻の形をした赤岩
がそそり立っている。
日本で唯一のオロロ
ン鳥の棲息地である
波打ち際にはゴマフ
アザラシが生息してい
ようで
、大きな鳴き
声が聞こえてくる
 

島の高台から
東海岸を遠望

西河岸を遠望

東の海上には焼尻
島(やぎしりとう)
が浮かんでいる


 



 


100キロ彼方に
利尻富士が浮かぶ
 

羽幌町〜天売島を
走る高速カーフェリー

天売島付近を
航行する

カーフェリーから
天売島を望む

 

 

 

 

 

 

 

 

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