十勝平野とその周辺の秋景色を撮ろうと、9月28日、徳乃蔵での接客を終えた後、羽田から札幌へ飛んだ。千歳空港からは帯広後援会スタッフの佐々木義盛氏の車で美瑛町に向かった。北海道を旅していていつも思うことは、
行き交う車が少ないこと。
日中でも少ないのだから、夜の10時以降ともなればなおさらだ。高速も少なかったが一般道に降りてからは1時間以上走ってすれ違った車はたったの4台。 田舎道とはいえ
、その少なさに改めて驚かされた。土地の広さに比べて人口密度がいかに少ないかを思い知らされた。
夜半にホテルに着いて一泊、翌朝は7時に出発して美瑛の丘に向かう。丘の町として注目されるようになってから30数年経つ美瑛には、今では年間に百万人を越す観光客が訪れているようである。なんと言っても美瑛の丘の魅力は、なだらかにうねる丘陵地に蒔かれた小麦、ジャガイモ、豆、トウモロコシ、ビート、アスパラ、それに牧草などさまざまな作物が見せる帯状の色模様である。
今回はあまり時間がとれなかったので、鶏頭(けいとう)やマリーゴールドが咲き誇る「四季彩の丘」の早朝の花景色を撮影した後、遙か彼方にそびえる十勝岳連峰の旭岳に向かった。旭岳山頂付近は既に紅葉は盛りを過ぎてしまっていため、山麓一帯に広がる紅葉を撮影し、次の目的地「天人峡」へと車を走らせた。
次回は、天人峡と層雲峡の北海道ならではの雄大な紅葉風景をご覧頂くことにする。お楽しみに!