中南米4カ国探索の旅
Costa Rica 謎の大石球 コスタリカの野鳥 Guatemaraティカル遺跡 マナワの蝶 ICA「カブレラ博物館」@ ICA「カブレラ博物館」A アカンバロ @ アカンバロ A

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『謎多き惑星地球』を書き上げた私には、先史文明に関わる「新たな謎」と未知なる「オーパーツ」への探求心が、沸々とわいてきていた。

インカの首都「クスコ」に掘られた「地下トンネル」は本当に実在するのだろうか? 『謎多き惑星地球』で地下トンネルの存在を明らかにした私には、その存在を確かなものにする命題を背負うことになった。

ペルー探索のガイド役を務めてくれたセサル・ラトーレから、スペインとペルーの学者による地下トンネル調査の情報を得た私は、謎の地下トンネルの実体を探るべく、調査に関わった学者や関係者とのインタビューを実行することにした。

ペルーの首都リマからおよそ300キロほど南下した、ナスカ平原の近くにイカ(ICA)という町がある。その町の「カブレラ博物館」にはカブレラ博士が収集した1万1000点の彫刻石が展示されており、それらの厖大な石にはさまざまな「恐竜」の絵が刻まれている。

前回の探索で探し当てられなかったこの博物館を、今回は何として探しだし、訪ねてみることにした。およそ40年前に発掘されたこれらの石がもしも本物なら、人間は恐竜と共存してことを証明することにならないだろうか。

一方、メキシコのアカンバロという片田舎の町からも3万個にも及ぶ恐竜の土偶が発見されている。アカンバロの恐竜が過去の人々が作ったものであることが確かめられたら、それらはイカの恐竜石を傍証することになるに違いない。

また、中央アメリカの小国コスタリカ(Costa Rica)には、一度我が目で確かめてみたいと思っていた「謎の大石球」がある。今から70年ほど前、バナナ農園の開拓の最中に地下から発掘された石球は大小あわせて、およそ200個。中には大きさが2メートルを越し、その球形度は真球に近いものもあるという。

完璧な真球を造るだけの幾何学的知識と、意図通りの石を削り取る高度な成型技術を併せ持った石器人は、一体それらの知識と技術をどこから手にしたのだろうか?

グアテマラには未だ訪ねたことのないマヤの遺跡「ティカル」がある。ここも一度訪ねてみたい遺跡の一つである。

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「中南米4カ国探索の旅」シリーズは、これらの遺跡と遺物を我が目で確かめるため、ペルー、コスタリカ、グアテマラ、メキシコを訪ねたおよそ1ヶ月にわたる探索の旅の報告である。

(掲載の順序は探索の日程と一致しておらず、また以前の旅と重複しているため、掲載しない探索地もある)

 

 

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