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カイロから空路で「アブシンベル」へ
早朝6時、カイロ空港を飛び立ったエジプト航空245便は一路ナイル上流1400キロのアブシンベルを目指す。機が水平飛行に移って暫くすると、エジプトの遅い夜明けが始まった。広大な砂漠が一面にひろがる地平線の彼方に、黄金色に輝くアフリカの太陽が昇り始める。 |
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岩壁に刻まれた高さ20Mのラムセス二世(B・C1293−B・1185)の4体の巨像が人々を圧倒する。4体の中央に神殿内部への入り口が見える アスワン・ハイ・ダムの建設によって水没の危機に立たされた岩窟神殿は、外壁の立像だけでなく、岩窟内部の神殿ともども4000個のブロックに切り分けられ、1942年から14年の歳月と数十億の巨費を費やして、現在の地に移転された。 B 神殿の東側にあるナセル湖
神殿入り口の側面に描かれたナイルの豊穣神(ハピ神)のレリーフ。
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