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新王国時代になると、ファラオ(王)たちは盗掘者の手から逃れるために、「王家の谷」と呼ばれる奥深い谷に、死後の安住の地を次々と求めていった。しかしながら、金銀財宝を狙う盗賊の手から逃れることは出来ず、ほとんどの王墓が略奪の憂き目に遭った。 その中で唯一残されたのが、かのツタンカーメン王(在位B・C1361−1352)の墓であった。 10歳で在位したツタンカーメン王は、若干18歳で早世したため、権力基盤が弱かったはずである。それでありながらその墓から発見された多くの副葬品は輝くばかりで、エジプト考古学博物館の2階の間の半分を占めているほどである。(埋葬品の写真はエジプト考古学博物館のページに展示)だとすると、ラムセス三世やトトメス三世などの強大なファラオの墓の埋葬品の豪華さは、想像もできないくらいである。 |
C 墓の内部T
E 墓の内部V トトメス3世(B・C1504−1450)の王墓。
F 墓の内部W
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