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謎の遺物 「オーバーツ」先ず、下段の写真展示欄に添付された@、A、Bの写真ご覧頂きたい。 ところで、あなたは、「オーパーツ(Ooparts)」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。
この奇妙なデザインは、世界中の古代遺跡の発掘物のなかで全く類を見ないタイプである。当時の時代感覚からすると、独自の発想で作られというよりは、何かを模倣して作られた工芸品という印象が強いがイギリス人エジプト学者アルドレッドも「この物体はおそらく、元々金属製だったものを型取ったレプリカだろう」と言っている。
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博物館二階の一角に、観光客からは全く無視され、ひっそりと展示されていた。 |
A 謎のオーパーツT(サイドから見る)
カイロ大学出身の現地のガイドは、大学の歴史で教えられた花瓶説を頑なに主張していたが、帰国間際に、花瓶より弾み車の方が説得力がありますね、と本音を漏らしていた。現代流の生け花のモダンな花瓶ならいざ知らず、少なくとも今から5000年も前の、古王朝時代の花瓶にしては、いくら何でも手が込んでい過ぎはしまいか。 |
B オーパーツU(上から見る)
C オーパーツ拡大版
D 照明装置のレリーフ
ルクソール郊外のハトホル神殿の地下室にある壁画のレリーフ。現在の神殿は、有名なクレオパトラ女王時代に建立されたものであるが、神殿の地下部分はそれより遙かに古い時代の物と言われており、ここに描かれているレリーフもその当時に描かれたものである。 |
絵柄の中心はガス入り電球にそっくりである。電球の中のフィラメントは蛇の形で描かれているが、蛇とかコブラは、エジプトや他の古代文明において、電気や稲妻のシンボルとなっていることを考えると、電球説が真実味を帯びてくる。 電球の付け根の部分から延びている電気コードのような物は,何か発電器の装置のような物に接続されている。また、大きな長細い電球を支えているのは、絶縁器を兼ねた支持台のように見える。そして、照明に照らされた明るい部屋の中で、職人がレリーフを描いたり、内壁を磨いたりしている様子が伺える。 今回のエジプト旅行中、ピラミッドや神殿の内部を見学するたびに、不思議に思ったことは、明かり取りの窓が全くないのに、天井や壁にすすの跡が残って いないことである。 当時使われていた照明道具は、松明かせいぜいあってオイルランプぐらいの物であったはずである。ならば、真っ暗闇の通路や部屋で長時間作業する間に用いた、これらの照明器具によって、部屋も通路もすすだらけになっていなければおかしい。 とすると、古代エジプトでは、既に初期の王朝時代に電気的な照明装置が存在していたのではなかろうかと考えざるを得なくなってくる。そして、その装置が、ここハトホル神殿の地下に密かに描かれたのではなかろか。
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E グライダー 1898年にギザから凡そ40キロほど南にあるサッカラの都市遺跡で、紀元前二世紀頃の墳墓から発見された木製の工芸品である。 発見当初は、木製の鳥類像として特別の関心をひくこともなく博物館の地下室にしまい込まれていたが、ある学者が現代の航空機との類似点を指摘したことから、エジプト文化庁が特別調査委員会を設けてこの木製像を研究させるところと相成った。 その結果、航空学の専門家たちは、翼の反り具合が揚力の原理にかなっており、さらに、翼の端の下方への反り方が機体の安定性を保つのに最適だと指摘した。その調査結果を受けて、文化庁は、これは古代の模型飛行機であると銘打って大々的に特別展示会を開催している。
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照明装置の写真はエジプト
「オーパーツ」の旅編で私自身の撮影写真を紹介していますので、そちらをご覧下さい。
グライダーの写真は、
私の撮影したものが
添付されていますので、
そちらをごらんください