4月も半ばを過ぎ、我が家周辺の桜も散り始めている。上段の桜は私が通っていた小学校の校庭に咲くソメイヨシノで、書斎からも展望できるので、日々、70年前を思い出しながら遠望している。咲き誇る桜の姿も綺麗だが、風に吹かれて花びらの舞う姿も風情がある。
この時期は、毎日続けている愛犬ルナとの散歩中に、色々な花の姿を目にできるので心が癒される。しかし、1時間ほどの散策中、行き交う人と出会うことが少ないのが寂しい限りである。たまに出会っても皆マスクをしておられるので、挨拶はするものの、どなたなのか分からないケースもある。
こんな日々がこれから何年先まで続くのかと思うと、日に日に心が暗くなってくる。我が家周辺にも一人暮らしの方が多いようであるが、皆さんどんな思いで暮らしておられるのだろうかと、他人事ながら心配になってくる。幸い私は息子の家族と過ごす時間があり、四国や九州
を含め全国各地からから訪ねて来られる方々からお話をお聞きできているので、幸せである。