深緑の候も一段と鮮やかさを増す中、徳乃蔵の入口周辺に咲くツツジも赤、、白、ピンクなど様々な色どりに咲き誇っている。日々目にする悲惨な世界情勢で暗くなりがちな心を癒してくれるのは、ルナとステラ過ごす一時と、緑に包まれた周囲の景観や草花を目にする時である。
これから先、徳乃蔵にご来館頂く皆さまにお話しさせて頂く話は、プーチン大統領の進めているEUとの対立による厳しい世界情勢が中心となることと思うが、八ヶ岳山麓一帯の景観が放つ爽やかな自然のエネルギーをしっかりと心に受け止めて、心の癒しに役立てて頂けたらと思っている。
ウクライナ紛争が
NATO(北大西洋条約機構)やEU(欧州連合)加盟国とロシアとの対立に火をつける可能性が高まって来ている中、いまスカンディナビア半島に隣接するフィンランドのNATOへの加盟が進められており、年末までには加盟が認められることになりそうである。
フィンランドの東側国境は1300キロにわたってロシアと接している上に、フィンランドが加盟を果たせば、隣国スウエーデンも加盟を目指す可能性が高いだけに、対NATO・EU戦略を進めるロシアにとっては大きな打撃となることは間違いない。
そうした観点から、今回のフィンランドのNATO加盟の意思表示についてはプーチン大統領は激しい憤りを示しており、
フィンランドへの送電を14日から停止すると発表している。どうやらこれから先、「フィンランド対ロシア」だけでなく、「EU・NATO対ロシア」の先行きも一段と厳しさを増して来そうである。こうした一連の動きが「第3次世界大戦」へのきっかけとならないことを願っている。