パワースポットを訪ねる

パワースポットとして知られている長野県長谷村の「分杭峠」は、日本列島を二分する我が国最大の断層である「中央構造線」の真上に位置している。断層というのは地層が上下にずれたものであるが、そこでは岩盤同士が押し合う力によって磁気を帯びたマグマが地表面まで達し ていて、強い磁気が発せられている。その証にそこに立って磁石を持つと、一歩動くたびに針の向きが変わる。

一般的には、ずれた断層がぶつかり合って押し合うことで磁場がゼロになっていると考えられているために、、この辺りを「ゼロ磁場」と呼んでいるが、決して磁気がゼロになっているのではなく、実際には他の場所では見られないほどの強い磁場が存在しているのである。

この強い磁場のために、古くからこの付近一帯には、時折、地球の裏側に位置する、南米のラジオ放送が受信されるという奇妙な現象が起きたりして、不思議がられている。強い磁場のため、この辺りの上空はポッカリと電離層の穴が開いているのかもしれない。

一方、分杭峠を含む長谷村一帯はテレビの電波が弱く、アンテナを立ててもノイズが生じて画像がまったく見えないため、 村の人たちは長い間テレビを見ることが出来なかったようえある。今は伊那市から送られてくる光ケーブルによって受信することが出来るようになっている。

また、ゼロ磁気へ行けば、ぜんそくの発作や足腰の痛みなどが治るということで、分杭峠の気場は昔から持病に苦しむ人たちが訪れ るパワースポットの穴場であった。そこにしばらくいると、磁場の力で脳波にアルファ波が発生して心身がリラックスした状態になり、自然治癒力が高められるからではないかといわれている。
　

ペトル・ホボットを案内する

そんな不思議な分杭峠を超能力者でシャーマンでもあるペトル・ホボット氏が訪ねてみたいというので、対談の合間を縫って案内することにした。

我が家からは、中央高速を利用しておよそ１時間半。テレビ番組「たけしのアン・ビリバボー」や雑誌で大きく取り上げられたために、パワースポットとして注目を集め、訪ねる人が一気に増えたことから、現在は通行規制が実施され、気場の近くにあった駐車場は閉鎖。気場へのアクセスは長谷村側のふもとにある駐車場から出るシャトルバスに乗る ようになっている。

訪ねてみると、以前からあったパワースポットの少し先にもう一カ所別の気場が用意され、２カ所でパワーを体験することが出来るようになっていた。ホボット氏に感想をお聞きしてみると、エリア全体がパワースポットであるが、新しい気場の方がパワーは強いとのことであった。

彼はこの地は銀河の中心から注がれている生命エネルギーが地球の中心に向かって流れ込んでいるため、そこに立つと、強いエネルギーを感じる ことが出来るのだという。特に癒しに適したエネルギーの照射を受けるため、ヒーラーにとっては癒しのパワーを得るのに適した地であるようだ。

さっそく私もその場に座して、ホボット氏のヒーリングを受けることになったが、しばらくすぐれなかった体調が快方に向かったところを見ると、生命エネルギーの 持つ癒しの力とホボット氏のヒーリングパワーがあいまった結果ではないかと、感じられた。
　

五月晴れの八ヶ岳山麓を訪ねる

３回目の訪問で、５０時間に及ぶ最後の対談が終了した翌日は、朝から文字通りの五月晴れ。ホボット氏と通訳のロベルト氏を清里、野辺山方面に案内することにした。我が国の鉄道路線の中で最高地点のある小海線の野辺山駅の近くに平沢峠がある。 この峠の見晴台の横にある獅子岩に登ると、八ヶ岳と南アルプスの素晴らしい景観を一望することができる。そこに立ったホボット氏はこの地も非常に気の良い場所で、分杭峠に近い 強いパワーを感じると述べていた。

その日は、山麓周辺を何カ所か案内したが、八ヶ岳山麓全体が大きなパワースポットになっているようで、心身を癒すのに非常によい場所だと語っていた。そもそも彼との対談を予定したとき、東京のホテルの代わりに、我が家を提案したと ころ、一つ返事でＯＫが出たのも、そうした状況を彼がすでに感じ取っていたからに違いない。

帰りの車の中で、私が八ヶ岳山麓にはＵＦＯの出現が多いことを話すと、それは彼ら宇宙人がこの山麓一帯の強いエネルギーを利用しているからであると語ってくれた。ＨＰ「巨大ＵＦＯの出現」に掲載した巨大母船はプレアデス星団からやって来ている宇宙船であることや、私との関わりなどについても驚く話を語ってくれた。

また、対談の中では、南米のペルーやブラジルのパワースポットにも触れているが、我々がよく知っているナスカの地上絵周辺は、地球上でも最も強いエネルギーの照射と噴出が行われている場所のようである。対談集には、広大なナスカ平原に描かれた地上絵とパワースポットとの関わりについても述べられているので、ご期待頂きたい。