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グアテマラへ


BSーTBSの開局10周年記念番組「2012年12月21日 マヤ暦の真実」の現地取材のためグアテマラを訪問。マヤ遺跡やマヤ先住民の様子だけでなく、今回はマヤ族23部族の450名の長老のトップに立つドン・アレハンドロにお会いし、2012年問題のインタビューを企画。

ドンは現在、先住民の長老として活躍しているだけでなく、大統領の側近として「グアテマラ先住民政府代表大使」の役職に就いており、大変お忙しく活躍さておられる。そのため、職務の合間を縫っての会見となる予定なので、撮影日程には余裕を持っておく必要が あった。

撮影班は10月中旬の出発を予定していたところ、ドンの奥様のエリザベスさんから10月12日にティカル遺跡で先住民たちの年に一度のセレモニーがあるので、 撮影やセレモニーへの参加は出来ないが、見学だけならOKなので、間に合うように出かけて来たらどうかという連絡が入った。

外から見学させてもらうことだけでも、めったに叶うことではないので、セレモニーに間に合うようにと予定を少しはやめて出発することにした。この出発日の繰り上げが、思いもよらない幸運を取材班にもたらすことになるのだが、それは 後日「キリグア遺跡の祭祀」欄でお話しすることにする。


グアテマラ・シティー

現在のグアテマラの首都は「グアテマラ・シティー」であるが、スペイン植民地時代の首都であったアンティグアが1773年の地震で大きな被害を受けたため、1775年に首都 を移転して現在に至っているものである。英語では「グアテマラ・シティー」だが、現地では「シウダー・デ・グアテマラ(グアテマラ市)と呼んでおり、略して「グアテ」と呼ぶことが多い 。

グアテマラの人口1300万人のうち、約200万人が住んでいる首都グアテは、熱帯にありながらも標高が1500メートルという高原都市であることから、 想像以上に過ごしやすい気候である。ただ問題は、治安面の悪さである。

グアテマラシティーの治安がどのくらい悪いかというと、グアテマラ全体の犯罪のうちおよそ50%がグアテに収集しており、殺人による2008年の被害者総数は3000名ほどで、人口比で日本の80倍という高い数字 に達している。

そのため、撮影班はグアテマラに到着後まっ先に日本大使館を訪ね、道中で問題が発生した際の支援を要請することにした。鈴木グアテマラ大使 からも、大使館員たちが外出の際にはかなり神経を使っておられるとの話を伺った。大使とはグアテマラの政治・経済情勢や治安の状況など の他に、マヤ遺跡やマヤの特殊な暦などについて談笑させて頂いたが、大使も今回の取材には大変興味を持っておられるようであった。


グアテマラ考古学民俗学博物館

撮影班は最初の取材先「グアテマラ考古学民俗学博物館」を訪問。グアテマラにおける古代マヤ文明の要素が凝縮された博物館は、これから各地の古代マヤの遺跡を回る前に、是非見ておきたいところである。

館内は幾つかの常設コーナーに分かれており、カミナリ・フル、ティカル、ピエドラス・ネグラ遺跡などの古代遺跡から出土した石碑(ステラ)や土器などが数多く展示されて いて見応えがある。また、遺跡の埋葬者の墓から出土した展示品も充実しており、中でも、ヒスイや貴金属を使った工芸品はほぼ原型を留めており 目を奪われた。

今回特別凄かったのは、2年ほど前にある洞窟の中から発見された石の箱で、この箱にはマヤ民族の保持しているマヤ創世神話「ポップ・ヴフ」(以前はポポル・ヴフと呼ばれていた)に登場する二人の英雄、フンアフプーとイシュパランケーの姿が彫られて おり、大変貴重な遺物である。

今回の撮影はドン・アレハンドロのご尽力で特別許可されたものであるが、この石の箱については未申請だったために、残念ながら撮影出来ず、放映することが叶わなかった。ただ、個人的にケースの外から の撮影は許されたので、HPに掲載することにした。

 



 


ダラス経由で17時間、火山
国家グアテマラに到着。噴火
しているのはパカヤ火山。

1965年から噴火を続けており、
夜間には壮観な景色が見られる。
 

グアテマラ・シティー

大統領府の前の中央広場

 

 



 


グアテマラ大統領府
 

大統領府の中庭 @

大統領府の中庭 A

 



 


グアテの中心街にある
市場 @
 

A

商店街

 



 



 


グアテマラ考古学民俗学博物館
 

古典期中期 AC 685年
ピエドラス・ネグラス遺跡
(ペテン・イッツア湖の西150キロ、メキシコ国境付近)


古典期後期 AC859年
ペテン・イッツア湖の
東にある Ixlu遺跡
 

 



 


古典期 AC849年
Ucanal遺跡

古典期・AC445年
ワシャクトン遺跡


古典期( AC200-900)
Dos Pilas遺跡
 

 



 



 


先古典期後期
(BC250〜AC200)
Tamahu Alta Verapaz
 

古典期 (AC200-600)
South Cosst

先古典期後期
(BC250〜AC200)
Villa Nuevo

 



 


古典期後期
( AC600-900)
ワシャクトン遺跡
 

先古典期後期(
BC250〜AC200)
カミナル・フユ遺跡

洞窟の中の壁画

 



 

古典期後期( AC600-900)
ワシャクトン遺跡

金の首輪
(後古典期AC900-1520)
イシムチェ遺跡


ウイピル
ウエウエテナンゴ出土
 

 



 

発見された時の写真 @
(Horacio Martinez)

A


創世神話の登場人物
が彫られた石箱
 

                           
                         
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