ドン・アレハンドロとのテレビ・インタビュー
旅も後半にさしかかって、ようやくドン・アレハンドロとのインタビューが実現することになった。
巷間2012年問題が話題になり、映画やテレビで盛んに取り上げられるようになってきているが、この2012年12月21日人類滅亡説の根拠は全てマヤの持つ長期暦に行き着くことになる。
マヤの人々は文明の転換点を既に4回迎えており、現在が第5の太陽の時代であると考えており、この第5の時代の終わりが、5200年という長大な暦の終わりと共にやって来ると考えている。ただ映画「2012年」のように人類の滅亡を予期するものではなく、
人類にとって大きな転換点となると時ととして前向きに捉えている。
誰もが気になるのが、この長期暦の終わりがいつになるかという点である。ハリウッド映画だけでなく、最近のテレビや書籍では、2012年12月21日
説があたかも確定した事実であるが如く伝えている。しかし、長期暦の保持者であるマヤの人々、中でも暦を管理してきたデイ・キーパーと呼ばれる神官たちの流れをくむ長老たちは、決してその説を認めているわけではない。
2012年12月説はジョゼフ・グットマンやエリック・トムスンといったマヤの研究者が唱えたいわゆる「G・M・T仮説」に則ったものであるが、
この仮説は長期暦の始まりが紀元3114年8月11日であるという考えに基づいている。
しかし、詳細は次のグアテマラ探索13で説明することにするが、本当の長期暦の始まりが何年何月であるか
?
5000年を超す歳月の中で、カウントの間違いはなかったか? グレゴリオ暦への置き換えに誤りはないか? ・・・・ など不明な点がいくつか残されているのである。
また長期暦の年数についても、グレゴリオ暦に則って1年を365日とした計算で算出する5125年説が正しいのか、マヤ人の「1トウン(年)=360日」
を元にした5200年説の方がよいのか、確定的なことは言えない状態にあるのだ。
そこで、日本のテレビ局がマヤの長老に会ってその辺の考えを聞き出そうと、あれやこれやと方策を巡らしているわけである。しかし、ドンアレハンドロとのインタビューはそんなに簡単に叶うことではない。
相手は世界最古の歴史を誇るマヤ族のトップに立たれている方である。
これまで、テレビのインタビューが一度も成功していない
ことを考えればよく分かるはずだ。それでは、今回の私たちのインタビューが成功したのはなぜだったのか? 2年前、ドンご夫妻を日本にお呼びし、比嘉良丸氏との祈りの旅を実現させて頂いたご縁のお陰である。
インタビューでは、マヤ人の驚異的な歴史やプレアデス星との関わり、大洪水の際に地下に潜って命をながらえた人々の話、マヤ暦
とプレアデスとの関わり、そして長期暦の終わりの時期についてのドン自身の考え、さらにその前後に起きる自然災害や宇宙的出来事など ・・・・・ 興味深い話をお聞きすることが出来た。
番組はBSーTBSで2010年1月1日、2日に放送され、3月には再放送が行われたので、ご覧になられた方も多いかったと思うが、今年の年末
までには2度目の再放送が予定されているので、見逃された方はご覧頂きたい。なお、再放送の日程が決まったらホームページでお知らせする予定である。