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アウトバゴンと呼ばれる列車で、オリャンタイタンボからマチュピチュのふもとにあるアグアスカリエンテス駅まで向かう。

途中左手にはウルバンバ川が流れ、右手にはアンデスの山々が見える。

車中向かいの席に、ポルトガルから来た若いペアーが乗っていた。私たちの行程とは逆にチチカカ湖のプーノから回ってきたと言っていた。

アグアスカリエンテス駅に着くと2年前の探索が思い出された。前回は、マチュピチュでの滞在時間が4時間ほどであわただしかったが、今回は2日間あるのでじっくりと探索できる。

アグアスカリエンテスとは、ケチュア語で「温泉」を意味するだけあって、ホテルから20分ほど歩いて山の中に入っていくと、露天風呂の温泉がある。

マチュピチュに登る前に一風呂浴びることにして、海水パンツとタオルをもって出掛けた。途中から急な上り坂になっており、アキレス腱が伸びて痛みが走り、不安がよぎったが思い切って強行する。

渓谷沿いの露天風呂は、小さなプール状になっていて底には砂がひいてあり、なかなか気分がいい。浴槽の縁に腰掛け、渓谷の間から見えるアンデスを眺めていると、20年ほど前に読んだ、シャリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』に描かれた情景が蘇ってきた。

考えてみれば、あの本を読んだ頃はまだ、自分にとってマチュピチュは遙かに遠い存在であった。しかし、思いがけなくもこうして2度目の探訪がかない、アンデス山中の奥深い渓谷で浴槽につかっている自分の姿を考えると、人の一生はなんとも不思議なものだと思えてくる。

昼食後、いよいよマチュピチュ遺跡に向かう。今夜は遺跡の中で夜を迎える。木内氏のお陰で特別許可が下りたからである。

 

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 オリャンタイタンボ駅

クスコから来たアウトバゴンに乗ってマチュピチュへ向かう。

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 車窓から眺めるアンデスの山並み

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 アンデス

ベロニカ山に連なる峰々の白雪が紺碧の空と見事なコントラストをなして、眺める者を魅了していた。

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 ベロニカ山

車窓から眺める標高5270Mのベロニカ山は、白銀に輝き荘厳な美しさを漂わせていた。

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 ポルトガルのペアー

二人は今頃ポルトガルで、私のホ−ム・ページを見ているかもしれない。

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 アグアスカリエンテス駅

相変わらず狭いホームは乗客で混み合っていたが、アメリカのテロで観光客がめっきり減ったそうだから、今頃はひっそりとしているのかもしれない。

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  ホテルの前で

この子たちは、宿泊したホテルの経営者の子供たちだろうか。こんなに身なりのいい子は珍しい。

それにしても日本の子供によく似ている。


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