ウロス島
ティアワナコからの帰り、チチカカ湖に浮かぶ「ウロス島」に立ち寄った。
島と言ってもここは普通の島ではない。トトラと呼ばれる植物の葦を積み重ねて造った人造の浮島である。このような島が大小併せて40島ほどある。
島は6畳ほどの小さなものから350人が生活するものまで大小さまざまで、併せて700人ほどが生活しているという。大きな島には学校や教会もあり、テレビもある。前回立ち寄ったとき、トトロで出来た小屋の中のテレビに、日本の漫画が映されているのを見て驚かされたことを思い出した。
ここに住むウル族の人々は、チチカカ湖に生息する魚や水鳥を捕り、畑で(もちろん浮島にある畑である)ジャガイモなどを造って生活している。
ウル族の出自についてはよく分かっていないが、古い民族であることは間違いないようだ。現在純潔のウル族は途絶えてしまっており、ケチュア族とアイマラ族の混血になってしまっている。
このページの後半の写真は、翌朝チバイへ行く途中で立ち寄った「シュスタニ遺跡」のものである。