「クスコ」から「オリャンタイタンボ」へ
首都リマを早朝の便で発った我々は、1時間ほどのフライトでインカ時代の首都クスコに入る。小休憩の後、いよいよアンデス縦断3000キロの旅立ちである。
先ずは、前回のペルー探索で訪問できなかった「オリャンタイタンボ」を経て、マチュピチュに向かう。クスコは、アンデスの中腹に位置し、3300Mと相当高い所にあるが、マチュピチュのふもとの街アグアスカリエンテスは標高2000Mほどであるから、これから千数百メートルを下ることになる。
クスコの郊外に出ると、隕石の落下跡(クレーター)やUFO(未確認飛行物体)がしばしば目撃される湖などが見えてくる。ガイド役のセサル氏によると、ペルーではUFO目撃報告が多いそうで、UFO出現のの多発地帯がクスコの周辺に何カ所かあるとのことであった。
アンデス山中のUFO目撃報告は、かねてからUFO研究家には知られていることであるが、メキシコから南米にかけて拡がる古代遺跡と何らかの関係があるのだろうか。
しばらく走ると車窓から白銀に覆われたアンデスの山並みが見えてくる。いま南半球は冬の真真っ最中である。11月から4月にかけての雨期、今年は、殊の外、雨量が多かったそうで、そのせいか雪に覆われた山並みが一段と輝いて見える。
アンデス山中の「聖なる谷」と呼ばれ深い渓谷を流れるウルバンバ川は、古くから神聖視され「オリャンタイタンボ」や「マチュピチュ」をはじめ多くの古代遺跡がこの川沿いに点在している。
川沿いの小さな山村ウルバンバ村で昼食をとった後、オリャンタイタンボに向かう。