自然災害と事故に次々と襲われる米国
 

 


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ヒューストン近郊で石油備蓄タンク炎上

 
 

 
 


上空に広がる煙の太さと長さを見ると、その凄さが想像できる。

 

 
 

 
 

 

延焼し続ける石油備蓄タンク

 
 

ヒューストン近郊の石油化学工場の石油備蓄タンクが炎上、現地時間の19日の段階で既に48時間が経過しているが未だに手のつけられない状況で、既に8個のタンクが燃えており、その中の2個が爆発し残骸が周囲の居住地にまき散らされている。全てのタンクが燃え尽きるまで後2日ほどこのままの状況が続きそうである。

煙は32キロ先のヒューストンに向かっており、10キロ先でも有害な有機化合物が観測されている。そのため煙の流れている先では、住民は窓ガラスを閉めエアコン の使用が禁じられ、外出も止められており、学校も閉鎖。住民の中には目やのど、気管などに被害が発生している人たちも出て来ているようである。

添付した写真を見てもらえればタンクの炎上の凄さと、流れる煙の凄さがお分かりになるはずだ。大国ならではの火災事故とはいうものの、なんともはや米国は、自然災害だけでなく恐ろしい事故が次々と発生する国 と化してしまったようである。

 
 

 
 

 

 

 

 

 

 
 


 
 
 

米国の南北を貫く洪水の被害

 
 

 
 


ネブラスカ州の被害状況

 

 
 

 
 

 

 

もはや常態化してしまった米国の異常気象と自然災害。ここ数日発生している大雨による洪水被害は北はノースダコタ州、サウスダコタ州からアイオア州、ネブラスカ州、ミズリー州さらに南はメキシコ湾に達するまで米国中央部を南北にまたがって広がっていて、各地で大きな被害が発生し、死者も出ているようである。

ネブラスカ州、アイオア州、ミズリー州の3つの州だけで少なくとも12の堤防が決壊し、橋の崩壊も数多く出ている。そのため、屋根の上に取り残され救助を待つ人々、幹線道路が流されて地域が寸断されている人々など多くの市民が厳しい状況に置かれている。

中でも甚大な被害が発生したネブラスカ州では、80余りの都市と70の群が浸水しているというから、その被害のひどさが想像できる。その結果、公有物の改修になんと5億ドル(560億円)が見込まれておるようである。

堤防の決壊が320キロにわたっているというのは驚きである。320キロといったら東京から名古屋辺りまでの距離である。我々にはとても想像できない規模である。 そしてその補修には数カ月がかかるため、洪水シーズンのピークとなる5月までに改修は不可能で、新たな被害の発生が心配されている。

今回掲載した写真はネブラスカ州の被害状況である。

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 


土砂崩れで崩壊した幹線道路

 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 


橋の決壊個所も数多く出ているようである

 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 




 

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