米国、冬の嵐の惨状
 

 


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北東部は大雪と寒波、南部は竜巻

 
 

 
 


ボストンでは30センチの大雪となった。
 

 
 

 
 


ミズリー州などでは雪による事故が多発。 こんな映像は我が国では見たことがない。
 

 
 

 
 

 

 
 

3月2日付けの記事「拡大する世界の異常気象」で異常気象のメッカ・米国 がほぼ全土で「冬の嵐」 に襲われていることをお伝えした。その後も北東部一帯は寒波と降雪が続いており、1億3000万人が冬の嵐による厳しい状況下におかれている。

冬の間に降る雪のすべてが1日で降ってしまったところもあり、ニューヨーク、ワシントンで積雪量は20センチ、ボストンでは30センチに達している。その結果、飛行機は数千便が欠航、学校もすべて休校、高速道路や幹線道路では車の事故が相次いで各地で大渋滞、バージニア州では350件の交通事故が発生している。

一方、南東部のアラバマ州やジョージア州など4つの集では36個の竜巻が発生。中でもアラバマとジョージア州の被害は大きく、アラバマ州では確定しているだけで23人の死者が出ており、竜巻による死者数では記録的なものになりそうである。

日曜日にアラバマ州を襲った竜巻の大きさはABCニュースによると、横幅が1・6キロ(1マイル)に達する巨大なもので、時速220キロのスピードで走り抜け、被害にあった距離は270キロ (170マイル)に達したようである。 竜巻などあまり経験のない我が国では想像できない程の大きさである。

この竜巻で、住宅街のほぼ全域が瓦礫と化し、車はひっくり返り、木々はツマヨウジのように倒れ、巨大な掲示板が32キロも先の町まで吹き飛ばされ、携帯用の巨大アンテナが見事になぎ倒されて道路をふさいでいる。

心配なのは、こうした被害にあった州の各地で気温が下がって来ているため、これから先まだ1週間ほどは、被災者たちは氷点下の中で 過ごすことになる点である。 まさに米国は国中が災害のメッカと化して来ており、その規模と頻度がますます増して来ている状況を見ると、私が10年以上前から予想して来たことが、 今や現実と化して来ていることは間違いないようである。

 
 

 
 


発生した巨大な竜巻。
 

 
 

 
 


この町は全体が藻くずと化し、建物の形を残している家は皆無に等しい。


 
 

 

 

 
 

 
 


形は残しているものの、再利用は不可能。
 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 


車はひっくり返って、木々はツマヨウジのように倒れている。
 

 
 

 
 

 

 

 
 

 
 


携帯用の巨大アンテナも見事に折れて、道路をふさいでいる。

 
 

 

 

 

 

 

 

 




 

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