北海道・富良野の旅
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憧れの富良野を訪ねる

7月の札幌講演会のあと、講演会をサポートして頂いている人たちと一泊旅行で、富良野(ふらの)と美瑛(びえい)の町を訪ねることになった。

映画「北の国から」のロケ地として一躍有名になった富良野であるが、そこは美瑛町ともどもラベンダーの栽培地としても有名である。

ラベンダーは曽田香料という会社が昭和12年(1935年)にフランスからその種子を買い求め、試験栽培をしたのが最初で、その後、昭和23年に上富良野町で本格的な農作物として栽培が始まった ものである。

ラベンダーはやせた傾斜地でも良く育つことから丘の斜面に植えられるようになり、起伏のある丘一面に広がった紫色の風景が富良野ならではの景観となり、夏の風物として親しまれるようになった。

6月の中旬に色づき始め、7月20日前後に最高の時を迎える。この時期に行われるラベンダー祭りには大勢の観光客が訪れ、今では北海道を代表するイベントとなっている。

私が富良野と美瑛の2つの町の名前を最初に知ったのは、写真家・前田真三先生の写真を目にしたときである。曇り空の下、雲の隙間から差し込んだ一条の光に照らされ、浮かび上がったように輝くラベンダーやそば畑の景色の印象は強烈であった。

それ以降、一度訪ねてみたいと思いつづけていたが、ようやく念願がかなうことになった。富良野に向かう途中、「桂沢湖」と「三段の滝」に寄ることにした。このところ続く長雨のため、水が濁っているものと思っていたが、思いの外澄んだ湖面には深緑の木々の姿が映り込んで 、素晴らしい風情を醸し出していた。

さして高低差はないが、三段になった岩場を流れ落ちる滝は、周囲の緑の木々に映えてなかなかの見応えであったが、そこから流れ出た川面(かわも)に霧がかかった景色も絵になる風情であった。

その後、桂沢―富良野線を走って新富良野プリンスホテルに着いたあと、その近くにある「風のガーデン」という花の植物園を訪ねた。そこは、映画「北の国から」で有名な倉本聡氏が脚本を書いた テレビ番組「風のガーデン」用に造られたもので、今年5月30日にオープンしたばかりであった。

元ゴルフ場の2,000m2の芝をはぎ、600トンの土を入れ替えたという植物園には、365品種、2万株以上の花が植栽されており、この日も花好きの観光客で賑わって いた。今回と次回に掲載する花は断り書きがないものは全て「風のガーデン」で撮影したものである。

 

 



 


桂沢湖
 

桂沢湖から三段の滝
に向かう途中の霧景色


「三段の滝」から流れ出る
川に霧が立ちこめる
 

 



 

写真家・前田真三氏の
写真館「拓真館」の横手
から眺めた景観

緑の丘の上に立つ
「親子の木」


セブンスターの木

タバコのセブンスターの
デザインとなった木
 

 



 


スカシユリ

花びらの間に隙間がある
ことから透かし百合と
呼ばれている。

香りがよいのと、上向きに
咲くのが特徴。
 

ハーベナ・ハスタタ
”ピンクスピアーズ”

一本の茎の先に、ピンクの
小花が放射線状に咲くのが
ユニーク。白やブルーの花
もある。

 

ユーフォルビア・ロンギ
フォーリア ”アジムラッサ”

黄色と緑が溶け合った色が
素晴らしい。

 

 



 


カンパニュラ・プンクターク
”パンタルーン”


釣り鐘型のホタルブクロの一種
淡いピンクの花びらが二重に
なっているのが特徴。まるで
一枚のドレスのようにめくれ
あがっている。
 



ホリホック

明るい緑に清楚な
白い花が映える。

花の色は他にピンクと
黄色がある。


 

ヴァーバスカム・二グラム

直径2pほどの黄色い
花の中心が濃ピンクに
なっていて、色あわせが
チャーミング。

 



 


フィソステギア”クラウンスノー”

昔から日本にあったような花に
見えるが、北アメリカが原産。
茎が四角いことから別名
カクトラノオとも呼ばれている。

 

 

ベロニカ

キツネのしっぽのような
形の濃ピンクの花が
穂状に咲く

 

 

 


 


 

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