所変われば桜も変わる
北海道東部での5日間の写真撮影を終え昨夜帰郷。 早朝、零下23度の中でタンチョウヅルを撮影していたその日、沖縄では、26度を超す記録的な真夏日、なんと50度の温度差である。
この温度差ゆえに、八ヶ岳山麓では、朝方は零下6〜7度に冷え込む日々が続いている1月下旬から2月中旬にかけて、沖縄では桜が満開。
霧氷の華の変わりに、ほんものの花見の風景が見られというわけだ。
沖縄で桜と言えば、ソメイヨシノではなくカンヒザクラ(寒緋桜)。それは、亜熱帯らしさ溢れる濃いピンク色の花を下向きに咲かせるのが特徴。
また、カンヒザクラは散りにくく、多少の風雨に負けることなく約半月から1ヶ月ほど咲き続けたあと、ポトリと花ごと落ちる
のもソメイヨシノなどには見られない特徴である。
また、沖縄の桜前線は本土とは逆さまに、沖縄本島北部から南部、離島へと南下する。というのは、桜の開花には暖かい気温と同時に十分な寒さが必要であるが、沖縄の場合は寒さが足りないため、寒波が南下してくるのを待って、先に寒くなる北部から咲き始める
からである。
どうやら、沖縄では、桜の咲き方から散り方まで、本土では見られないさまざまな特徴が見られるようだ。
沖縄在住の写真家・宮城君が鮮やかなカンヒザクラの写真を送ってくれたので、掲載させて頂いた。読者には、一足早いお花見をお楽しんで頂こう。幻想的で妖麗な美しさ
の夜桜は、本土と変わりがないようである。
今日からは、東京、沖縄、福岡の講演会の三連チャンが始まる。
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夢桜 B
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夢桜 C |
今帰仁城(なきじんじょう)
跡の桜 |
夜桜見物する
無数のオーブ
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