竹富島探訪
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島のほぼ中心部にある赤山公園内のなごみの塔からは、赤瓦屋根の集落が見渡せる。
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札幌講演を終えて帰郷した翌日の23日から、次作目の最終ゲラの出来上がりまでの合間を縫って、沖縄本島と八重島諸島の写真撮影の旅に出た。
いわば、つもり積もったストレス解消の旅である。
沖縄経由で石垣島に入ったあと、日本最南端の波照間島に向かう予定であったが、あいにく波が高く船が出ないと言うことなので、石垣島のすぐ近く(高速船で10分ほど)にある竹富島に渡ることにした。
ついた当日は、気温35度で湿度は100%。24度前後の快適な八ヶ岳山麓から来ると、春から一気に真夏になった感じで、体が驚いている感じ。冷房が効いた車から外に出ると、あまりの暑さで思考力がなくなる。アマゾン源流を訪ねた旅が蘇ってきた。
竹富島は面積が5.kuほどの小さな島で、そこには350人ほどが住んであり、戸数は170戸ほど。島の中央部にある集落全体が、木造赤瓦の民家と白砂を敷詰めた道という沖縄古来の姿を保っているのが特徴。
なお、「竹富」は近代になってからの当て字で、明治半ばまでは「武富」と表記されることが多く、さらに古くはタキドゥンと呼ばれていたようである。
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シーサーと呼ばれる鬼瓦が赤瓦の屋根によく似合っている
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村全体が昔ながらの街並や文化を保存しようとする意識が非常に高く、新しく家を建てる場合は必ず許可を得てから、平屋の赤瓦の家(カーラヤー)を建てることや、大規模リゾート開発を目的とした土地買収には応じないことなどが決められており、珊瑚を
撒いた道は、砂浜で集められた白砂で定期的に補修され、毎朝の掃除とあいまって美しい状態に保たれている。
こうした島民たちの努力の成果により、沖縄の原風景とも言える赤瓦屋根の集落が現在でも残っており、それがそのまま観光資源として生かされている。
この赤瓦の上に鎮座ましましているのがシーサーと呼ばれる魔よけの鬼瓦である。
このシーサーは、屋根の上には一つしか置かれていないが、門の上には2個が対となって置かれている。
竹富島と言えば、皆治(カイジ)浜などで採取される星砂(
星の形をした砂で、太陽の砂とも呼ばれている)が有名であるが、年々自然環境の変化などで年々少なくなってきているようなのが残念である。
なお、竹富の集落の家並みは重要伝統的建造物群
の保存地区に選定されている
ことを、旅行者は頭に入れておいて、くれぐれも島の建造物を壊すことのないよう注意して頂きたいものである。
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パパイアの木 |
ハイビスカス |
ゴールデントランペット
(アリアケカズラ)
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ヒメフヨウ
別名をシガレット・ハイビスカスと言い
ハイビスカスの蕾(蕾)のように見えます
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アガバンパス(紫君子蘭) |
モンパノキ
(ハマムラサキノキ) |
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コリウス
和名で錦紫蘇(にしきじそ)と
呼ばれる観葉植物
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コリウス
葉の色はえんじ色・オレンジ・
明るい黄色・サーモンピンクなど
いろいろある |
ジャスミン |