南国の一夜花

 
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識名園とサガリ花


識名園

沖縄講演会を支援して頂いている方たちに案内して頂き、琉球王朝最大の別邸と言われている「識名園」を訪ねた。ここは国王一家の保養や中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)の接待の場にも利用されていた庭園で、 今から210年前の1799年に造営されたものである。

その形式は池の廻りを歩きながら景色の移り変わりを楽しむことを目的とした「廻遊式庭園」で、池の周辺には御殿、築山、花園などが配置されて いる。また、池には大小のアーチ橋が架かり、池の中にある小島には中国風の六角堂が建てられるなど中国の影響も見られるが、全体的には琉球独自のデザインとなっている。

2000年12月に世界遺産「琉球王国のグスクおよび関連遺産郡」として登録されている。不思議なことに、識名園は高台にあるにもかかわらず海が見えないようになっているが、それは 、中国からやって来た冊封史たちに「琉球は大きな国だ」と意識させるための工夫だという。

 

サガリ花

本土では、夜咲く花として有名なのが月下美人であるが、この時期、沖縄や八重島諸島に行くと「サガリ花」という珍しい花を見ることができる。夜半から咲き始め一夜だけ咲いて、夜明けと共に散る文字通り一夜花である。

6月下旬から7月上旬にかけて咲く花で、幸いにも訪ねたタイミングがよく、深夜、沖縄の皆さんに案内してもらい大変エキゾチックな花の姿を見せてもらうことが出来た。花の色は赤みがかったものや、薄ピンク色のものなど何種類かあるようだ。

西表島(いりおもてじま)では、明け方ポタン、ポタントと音を立てながら落ちた花びらがマングローブの川面に浮かび、ゆっくりゆっくり潮任せに漂っていく景色が夏の明け方の風物詩となっている ようである。今回は波が高く西表島に渡れなかったため、その姿を見ることを諦めていたところ、沖縄本島もちょうど開花が始まりだした時期であったので、幸運にも見ることができた次第である。

 

 



 


識名園の池
 

中国皇帝の使者を
接待した御殿

中国風の六角園

 



 


庭園の中のホウオウボク
 

 

池の中のアメンボウ

 



 


ヒメハネヒロトンボ

沖縄以南だけで見られる
貴重な赤トンボである。
 

キノボリトカゲの一種

体の色をまわりの景色に
あわせて様々に変える

ナナホシキンカメムシ

体調18〜20ミリ、カメムシ
としては大型。熱帯の太陽
光の下、緑金に輝いている。

 



 


月桃 @

 

A

B


 



 

ホテイアオイ


サガリバナ @
 

A

 


 

 

 




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