午後の雲間から顔を出した太陽に照らされ、鏡のような静かな海に浮かぶ様々な姿の氷山が、海面を群青色に染めて息をのむような美しさを見せていた。
大小の氷山が、これまでになく数多く漂流しており、天候にも恵まれて感動的な景観を撮影することが出来た。読者にもその素晴らしさを堪能して頂けることと確信している。
それにしても、荒天が当たり前の南極の海で、巨大な氷山がその姿を海面に映した、「逆さ富士」ならぬ「逆さ氷山」を展望できるとは思いもしなかった。
シャーベット状になった珍しい氷山。
巨大な氷山の上に新雪が積もっている。
氷上のヒョウアザラシ
首から上が蛇のようで、あまり好きになれない感じだ。
手前の氷山には、風によって出来た巨大な空洞が見える。自然が作り出した見事な造形美である。
まるでコバルトブルーの空に湧き出る入道雲のように見える。
クルージング中に仲間の一人が手ですくい上げた「オキアミ」 サクラエビによく似ている。
どうしてこんなに綺麗な色が出るのだろうかと不思議に思うほど、見事な色合いである。
ブルーの直線が入った巨大な氷山。
直線は氷山の間に出来た気泡
巨大な氷山をいいアングルで撮影することができた
氷山を撮影する他の ソディアッククルー
今回の写真の中で最も気に入っている写真の内の一枚である
赤く染まる鏡のような海面に映る「逆さ氷山」
巨大な氷山の壁が崩れ かかろうとしている。
シャーベット状の氷山に 新雪が積もっている。
大型のゴムボートが小舟のように見える