南極第2日目B

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ウシュウアイアから乗船
魔のドレーク海峡を渡る
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再びウシュウアイアへ

クルージングを終えて帰船した後、船内ではキャンピングについてのレクチャー。今夜はどうやら南極大陸での氷上キャンプが行われるようだ。

夕食前、デッキにでてみるとパラダイスベイの夕焼けが始まっていた。カメラを取りに急いでキャビンに戻って、撮影を始める。次第に暮れている南極の空は茜色に染まり、パラダイスベイの幻想的な夕焼け景色はゆっくりと薄暮から暗闇の中へととけ込んでいった。

食事を済ませると、いよいよ氷所キャンプに出発である。

アルゼンチンのブラウン基地のある地点に近い海岸に上陸し、テント張りが始まった。床になる辺りの新雪を踏み固めて平らにし、テントを張る。中ににはマットを二枚敷き、その上に寝袋にくるまって寝ることになる。

準備を終えた後、夜空を眺めると天上には南半球の星々が輝いている。あいにくうっすらと雲がかかっていて満天の星というわけにはいかなかったが、雲間から南十字星の輝きが見えた。

船のデッキからは船室の灯りのためにきれいな星空が見えにくい。氷上キャンプによって初めて実現した南十字星の眺めであった。

10時過ぎ寝袋に入って就寝する。

 

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パラダイス・ベイを漂流する氷山

氷塊の上の「カニクイアザラシ」

およそ100メートルほどの氷山の上で羽を休める「オオフルマカモメ」

シャチから逃げる
オットセイ

 

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オットセイを追うシャチ
をデッキから眺める

シャチ@
(Killer Whale)

A

パラダイス・ベイの
100万ドルの夕焼け

 

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南極大陸の日没
(20:46)

夕焼け空と氷河と海@
(20:20)

A
(20:45)

氷上キャンプの朝
(6:40)



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    シャチ(KILLER WHALE)

ハクジラ亜目  マイルカ科

体色は背側は黒く、腹側は白い。左右の目の後ろ斜め上方と背びれの後方に白または灰白色の白斑が見られる。黒色部と白色部が特にはっきりしており、くちばしはほとんど目立たなく、成熟した雄は巨大な背ビレを持っている。この背ビレがシャチの特徴で、大型の雄では約1.8メートルにも達することがある。

この巨大な背ビレが水面を切って進む姿はあたかも矛(ほこ)を逆さにして突き進んでいるように見えるために、サカマタという別名がある。雌の背ビレはこれほどまでに大きくならず、イルカの背ビレに似てカマ状をしており、高さは60センチくらいである。

イカ類や魚類を主な餌とするが、他の海産哺乳類も摂餌する事でも有名である。英名のキラーホエール(殺し屋の鯨)はここから由来しているといわれている。最高50歳ぐらいまで生きると考えられているが、100年くらいという説もある。

体長は雄が9,5メートルまで、雌が8メートルまで成長し、体重は雄が9トン、雌が4,5トン。尾ビレの裏側は白く、黒い縁取りが見られる。「海の章駄天」としても知られており、トップスピードでは時速64キロメートルにもなるといわれている。

両極の氷縁付近から赤道周辺まで、ほぼ全域に分布している。よく見られる所は、アリューシャン列島周辺、北海道東岸(8−11月)、和歌山紀伊半島沖(2−3月)、アラスカ湾からバンクーバー島周辺。通常は7−8頭から30頭の群で行動するが、これらの群れが集まり数百頭にも及ぶ一時的な大集団を形成することもある。

 

                                            

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