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寝正月
暮れからひき始めた風邪が一向に良くならず、とうとう今年は文字通り「寝正月」だ! 40度近い「高熱」と「ひどい咳」、元旦の「おとそ気分」など何処かへ吹っ飛び、布団の中でうなりっぱなし。 我が家は、書斎と寝室の二階から階下に降りると、そこはまさに冷凍室。高い天井と10畳〜12畳のバカ広い居間や客間、仏間、そこは本当に家の中だろうかと、疑うほどのほどの寒さだ。そうした部屋を通って、台所へたどり着く。 なぜそんな部屋を通るかって? 通らねばたどり着けないのだからしょうがない。寒い中、好き好んで広い家の中を散歩しているわけではないのだ。旧家とはそういう風に出来ているものなのだ。 それにしても、昔の人は凄かったと、この時期になる度に感心する。寒さもこんなものではなかったはずなのに、1つ、二つの火鉢(ひばち)だけで客を迎えて何時間も過ごしたのだ。 他ならぬ私自身も、少年時代までこの家で過ごしたのだが、当時の寒さというのはあまり思い出せないのだから不思議だ。こんな「あまのじゃく」になってしまった人間が、もしも電気や灯油が使えない事態に至っても、本当に生きてゆけるのだろうか? そんな我が家も、夏は最高だ!! ヒート・アイランドで熱せられた灼熱の都会で、クーラー暮らしする人々を見ると、哀れにさえ思えるほどだ。冬には「地獄」の客間は、7月に入ると一転して涼風の吹き抜ける「天国」へと様変わりする。 そんなことで、部屋から出ることのなかった10日間、窓から雪景色を眺めていると、何種類かの野鳥が訪れてくれた。スズメもこの時期が「ふっくら」としていて「羽も綺麗で」、一番可愛らしい。中でも雪の中でまん丸くなった「寒雀」の姿は絵になる。 39度を越す高熱がつづく中、一時、熱の下がるときがある。そんな折りに撮影した写真を添付しました。 美味しいお酒と、正月料理を堪能されたお元気な皆さん、そんな私にパワーを送って下さい。今年もまた、11日、雪深い秋田から、「歴史の真実を世に出す」戦いが始まります。
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甲斐駒ヶ岳 |
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シメ
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