寒暖の差の激しさが一段と増して来ており、八ヶ岳山麓一帯でも先日は夏日の30℃近くになった。 当然田植えも早くなり、今週でほぼ終了するようだ。 上段の写真は1週間ほど前に撮影した風景であるが、5月初旬でありながら田んぼの周囲は完全に新緑の候となっている。
草花も例年よりかなり早く咲き始めて色々の種類の花が次々と開花するため、時間を見つけて撮影しておかないとあっという間に散ってしまう。 昔から
「花の命は短い」というが、写真を撮っているとその短さを一段と強く実感させられる。
風景写真の撮影は晴天を狙うことが多いが、花の撮影は曇り空の方が適している。 晴天だと花弁や葉が光ってしまって色が飛んでしまうからだ。
天天気予報を見て撮影日和に合わせて出かけるのだが、徳乃蔵の営業が10時から始まるので、なかなか思うようにいかない。
時 間をとって出掛けてみても、盛りを過ぎて散りかかっている
ケースに遭遇するケースが多々ある。
花にも長く咲き続ける花と、盛りが短いものがある。 一般的に小さな花は長寿だが、大きな花は盛りが短いものが多い。 中でもボタンやアヤメ類などの盛りは極めて短く2〜3日がいいとこ。 近場だと続けて通えばチャンスに巡り会えるが、場所が遠いとタイミングを合わせるのが大変だ。
5月中旬から6月に咲く花にアヤメとカキツバタとハナショウブがある。 よく似たこれらの花の見分け方は
2016年5月21日付の記事「新緑と草花
B」に記しておいたが、もう一種類よく似た花で「ジャーマンアイリス」がある。 開花の時期はアヤメと同じ頃で、ちょうど今が見頃である。
今回も綺麗なアイリスを掲載しておいたのでご覧頂きたい。 名前の「German iris」の由来はジャーマン(ドイツ)のアイリス(アヤメ)から来ている。 少しでも読者の心の安らぎに役立
てて頂けたら幸いである。
寄付のご報告
2月〜4月の「マヤ展」等で購入して頂いた写真で得た収益金と、徳乃蔵来館者からお預かりした義援金を、国連UNHCR協会に寄付させて頂いたことは、3月31日付の記事「国境なき医師団、UNHCRからのメッセージ」でお伝えした通りである。
「マヤ展」の最後の展示となった4月にも多くの読者にご来館頂き、作品をご購入頂き有難う御座いました。 売上から得た収益金300,000円を国連WFP協会に、また
お預かりした義援金に私の分をプラスして200,000円をセサル・ラトーレ氏に振り込みましたので、ご報告させて頂きます。
国連WFP協会への寄付金はかねてからお伝えしている、内戦が続くイエメンで飢餓とコレラに苦しむ方々の支援に役立てて頂く為のものです。 また、セサル氏への振り込みは、彼が6月3日よりペルーに帰国し、皆様のご支援で建設
させて頂いた3つの学校を含めて5校を慰問する際に、生徒たちにノートや鉛筆などの学用品をプレゼントするのに役立てて頂く為です。
皆様のご支援で開校した3つの学校のその後の様子は、後日、セサル氏の訪問の際に撮影した写真で御覧頂く予定です。 今回は先生たちのストライキで訪問が出来ずにいたカリンパンパ村も訪れる予定なので、完成した校舎や子供たちの様子をお知らせ
出来ると思いますので、楽しみにお待ちください。
なお、国連WFP協会とセサル・ラトーレ氏への振込用紙を添付させて頂きましたので、ご確認ください。
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5月17日付で小淵沢郵便局より国連WFP協会への振込用紙
(クリックで拡大)
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山梨中央銀行・小淵沢支店よりセサル・ラトーレ氏への振込用紙
(クリックで拡大)
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