本日、気になるニュースが二つ流れた。一つは米国における新型コロナウイルスの感染者数の急増であり、もう一つは小笠原諸島近海における地震活動の活発化である。
年末に、世界全体のコロナウイルスの新規感染者数が1日当たり104万人と過去最多になったニュースが報じられていたが、昨日のブルームバーグは米国だけで正月の3日、1日の新たな感染者数が40万人を超えたことを伝えていた。(日本時間の1月5日のニュースでは100万人を超えたことを伝えている)
1000人前後の我が国の感染者数と比べると人口比を加味しても2桁違いである。死亡率が低いオミクロン株の感染拡大によるものと思われるが、この数値は気になるところである。
年末に記した記事「米国のクリスマス休暇後のオミクロン株の急拡大懸念」で大勢の人々が移動したクリスマス休暇を終え、年初には患者数と死者数が一気に増えることになるのではないかとお伝えしたが、早くもそれが現実となって来ているようで、どうやらこれから先、オミクロン株の急増で米国のコロナ感染者数が一段と増すことは避けられないようである。
幸いにもオミクロン株の重症化リスクは低いようなので無用に恐れる必要はないが、医療崩壊の危険性と子供たちの授業に問題が発生しているようなので、大事に至らないことを願っている。オレゴン州の病院では医師らの感染が相次ぎ、
満床の患者を通常の70〜80%の人員で対応しているため、病院が空いていても十分な対応が出来ない状態に陥っているようである。
更に気になるのは「小笠原諸島の地震」が「首都東京直下」と「南海トラフ地震」の発生につながるのではないかという懸念である。
10月7日に千葉県北西部で最大震度5強、12月3日に山梨県東部・富士五湖で5弱の揺れが起きたことは記憶に新しいが、本日4日早朝には、また東京・小笠原諸島の母島で震度5強の地震が発生している。
武蔵野学院大の島村英記特任教授は「東京から小笠原諸島までは900キロ離れているが、首都圏は同じフィリピン海プレート上に位置しており、今回の小笠原諸島の地震は首都直下地震や南海トラフ地震などが刻一刻と迫っている一つの証拠と思われる」と語っている。
私が一番心配しているのは、今後、南海トラフ地震と首都圏直下地震、さらには富士山の噴火が連動することである。
富士山の姿を、日々、書斎から目にしている私にとって、遠からずして側面から、そして山頂から噴煙が立ち上がり、真っ赤な溶岩が流れ下る情景を見ることだけは何としても避けたいところであるが、これから先、願いがいつまで続くかどうか不安な日々が続きそうである。