昆虫と草花が告げる異常気象
福岡での講演を終え昨日帰郷。梅雨明けの空の下、少しばかり時間が取れたので家の周りの草花と昆虫を撮影してみた。今頃は満開のはずの
樹木の中に、ほとんど花をつけていない木々があることに驚かされる。小さな野草にも今年は咲かなかったものもある。また、昆虫は全体的に数が少なく、特に
蝶やテントウムシ類などの数の少なさが目を引く。
どうやら春先の寒さが草花の生育や昆虫の孵化に影響を及ぼしているようである。たかが昆虫と思うなかれ、彼らの数が少なくなれば野菜や花の受粉に影響し、昆虫を餌とする鳥たちにとっても死活問題である。
美しい草花が咲きたくさんの昆虫が飛び交う、そんな自然界がいつまでも続いて欲しいものである
。しかし、今年のような天候不順が続けばこれから先、姿を消す種類がたくさん出てくるかもしれない。