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天岩戸神社


アマテラスの岩戸隠れに縁のある【天の岩戸神社】は高千穂野神社の近くにあり、社殿は岩戸川を挟む東本宮と西本宮との二つから成っている。 この神社の特殊なところは、同じをアマテラスを天照皇大御神(アマテラスオオミカミ)と大日霊尊(オオヒルメノミコト)とそれぞれ別の神として祀っている点である。

2柱のうちの1柱・大日霊尊(オオヒルメノミコト)とはアマテラスのご幼少の頃のお名前である。珍しいことであるが、今回訪ねた西本宮の神殿は この大日霊尊を御祭神とされているのであるが、実はその神殿には御神体がないのだ。というのは、神殿の裏を流れる岩戸川の奥にある【天の岩戸】そのものを御 神体としているからである。

これから訪ねる天の岩戸神社から少し離れた熊本県の阿蘇にある【幣立神宮】に残されている伝承では、岩戸に隠れたのは幣立神宮の巫女をしておられた若き日のアマテラス、つまり大日霊尊(オオヒルメノミコト)で、その後、御 霊(みたま)が大いに輝やかれて世界を照らすところとなったことから、天照大神と呼ばれるようになったことなど、岩戸隠れには、今回掲載したのとは別の理由があったことが伝えられている。

この伝承は大変興味深いので、その詳細は改めて、後の「幣立神宮の項」で紹介することにする。

ところで、天の岩戸神社の境内(入って右手)には、スズのような形の実がなる「招霊の木」があり、この木の小枝を持ってアメノウズメ ノミコト(天鈿女命)が天の岩戸の前で踊ったとされている。 その木のすぐ近くに、常陸宮殿下が昭和29年のご成年式と昭和39年のご結婚に際し、献上された2本の苗木が植わっていた。

次回は、日本人の根幹に関わる神武天皇・宇宙人混血説に関する興味深い話をすることにしよう。ただその前に、先月末に長野県の戸隠神社に参拝してきたので、そちらの報告を先に させてもらう予定である。

 



 



 


天岩戸神社・西本宮入り口
 


御祭神はアマテラスオオミカミ

「天の岩戸」開きに関わった
タチカラノミコトやアメノ
ウズメノミコトも合祀されている
 

天の岩戸を押し開けた
タチカラオノミコトの像
(手力男命)

 



 


天岩戸神社・西本宮

ニニギノミコトが降臨された後、
祖母のアマテラスが隠れ籠も
った天の岩戸を鎮祭したのが
始まりと伝えられている。
 

招霊の木

西本宮入り口の右手に立つ
モクレン科の木は、アメノウズメ
ノミコトがその枝を持って踊った
とされる招霊の木である。
 

例年4月頃白い花を
咲かせ、秋に鈴様の
実を結ぶ。

 



 


天岩戸神社

「御旅所(左)」と「遥拝殿」

 


遥拝殿

遙拝していると、檜の素晴ら
しい香りが漂い心が洗われる
ようだ
(写真は「風の宿り」ブログ
から拝借)
 


古代銀杏(いちょう)

西本宮に立つイチョウは
特異な葉実の形をしており、
同じ種は高千穂と諏訪にしか
ないと言われている
 

 



 


天の岩戸

西本宮の東の岩戸川渓谷に
「天の岩戸」があったと言われ
ているが、今は樹木に覆われ
て見ることが出来ない。ここが
聖域とされ御神体となっている
 

西本宮から天安河原
の洞窟に向かう道筋

仰慕岩(ぎょうぼがいわや)


八百万神が会議をしたとされる
天安河原の巨大な洞窟
 

 

次回は ペトル・ホボット氏が非常に波動の高い神社だと
語った長野県の「戸隠神社」の参拝の様子を掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

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