満開の桜が雪化粧
沖縄講演会に出かけた17日早朝、カーテンを開けると外は一面の雪景色。満開の桜を見た翌日だけに驚きであった。積雪は20センチ超、まさに季節外の積雪とはこのことである。低温など春先から続く天候不順で野菜価格の高騰が深刻さを増す中、さらに桃などの果樹の結実が不安になってくる。ジャガイモなども種芋(たねいも)を撒き終えた直後だけに、近隣のお百姓さんにとっ
ては心配である。
都心の首都高速が大渋滞で一便遅れで到着した那覇空港は気温27度、家を出るときがマイナス5度であったから、その差は30度ということになる。身体が気温の変化に追いつくのに戸惑っている感じだ。八ヶ岳に住んでいると、札幌との行き来は身体がなじみやすいが、沖縄となると、特に冬場は体温調整が大変である。
低温と晴れ間の少ない日が続く八ヶ岳山麓であるが、どうやら沖縄地方も同じ傾向にあるようだ。3月、4月といえば晴天が続き、海の色が一番綺麗に見える季節のはずが、
今年は曇り空や雨空続きで、島の人々も戸惑っていた。
たまたま、講演の翌日は晴れ間が見えたので、西海岸沿いを北に向かって走りながら、「美(ちゅ)ら海」を眺め、道端に咲く沖縄ならではの花を撮影
することが出来た。掲載したので目の保養にご覧頂きたい。
ただ天候が今一つで、紺碧の海の色が出なかったので、映像の不出来についてはご容赦頂きたい。
実は、先日の黄砂は沖縄では相当ひどかったようで、太陽が薄雲に隠れた月のように霞んで見えたそうである。今もなお沖縄の空にくっきり感、すっきり感がないのは、その影響が残っているからではないだろうか。紺碧の「美(ちゅ)ら海」を見たい人は「沖縄の美ら海
A」をクリック。
沖縄といえば、大きな地震を体験したことのない島国だけに、島の人々は先日の99年ぶりの地震には大変驚かれたようである。震度は当初発表の6.9から7.4に修正されたようなので、まさに沖縄では空前絶後の地震であったことは間違いない。棚から食器類が落ちるのを初めて体験した人々は、避難用グッズの必要性を始めて実感されたようである。
これから先、沖縄県民だけでなく、日本国中の人々が肝を冷やすような地震や火山が起きないという保証はない。アイスランドの噴火とその影響の大きさを見ていると、人間の非力さが実感される。一国の首相でさえ、自国に戻るのにあれだけの遠回りと時間を要するのだから、これから先、一個人が観光旅行などで海外に出かける
際には、しっかり覚悟を決めておくことが必要のようである。
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花見の翌日、真冬並みの大雪
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雪化粧をした満開の桜 @ |
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同じ日本とは思えないほど
暖かい沖縄には紺碧の海
が広がっていた。
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万座毛岬 |
ビーチを散策する人 |