今日から10連休。ご家族で長旅にお出かけの方もおられることでしょう。一方、休みなしでお仕事が続く方もおられるに違いない。
私もその内の一人で、「カブレラストーン展」を終えた後、次回の写真展の準備に取りかかるため、お休みは頂けないようである。写真の選定とプリントアウトに時間を要するからである。
振り返ってみれば、会社を退社して以来この20年間、私にはゆったりとくつろぐ時間の無い日々の連続であった。資料を調べ旅の準備をして海外に飛び出し、帰国しては原稿書きと数百枚の写真の整理、その合間を縫って沖縄から北海道まで450回の講演会。そうした流れが一段落した後は、開設した徳乃蔵で皆様をお迎えをするため休み無しの日々。
そうした多忙な時間をさらに厳しくして来たのが、HPの掲載であった。これまでに記してきた掲載回数はこの20年間で約3500回、記載量で言うなら400ページの本で30冊程に達しているだろうか。世の中がめまぐるしく変化し、テロと自然災害が年々歳々その規模と頻度を増す中、掲載のペースは増すことはあっても減ることはない。
日ごとに増す厳しい世界情勢を読者に理解して頂き、時の到来に備えて頂くためには手を抜くことは許されないからだ。睡眠時間を削ってただひたすら書き続けるしかないのだ。そんな厳しい状況の中で、心を安らげてくれるのは孫とステラとルナと過ごす一時である。天が与えて下さった安らぎの一時である。
不穏な時代の到来を告げる記事を読み続ける読者の心の安らぎになって頂ければと、写真の掲載を続けて来ているが、少しはお役に立っているだろうか? 遅咲きの八ヶ岳山麓の桜もピークを過ぎ、次なるは夏の草花である。撮影は徳乃蔵の休日に限られるためこれはといった写真は撮れなかったが、少しでも心の癒しになって頂ければと思い、我が家周辺の桜やしだれ桃の写真を掲載させて頂いた。