フクジュソウの撮影に長野県の辰野町に出かけた。車で1時間弱の近場である。辰野町は数多くの道祖神が点在していることで有名であるが、沢底区にあるこの道祖神
には、永正(えいしょう)2年(1505年)の年号が刻ま
れており、
我が国最古の道祖神と言われている。この時代の天皇は後柏原天皇
、室町幕府将軍は足利義澄、足利義稙であった。
フクジュソウが群生している一角の神社の近くにこの道祖神があったので立ち寄ってみた。特別の道祖神というわけではなかったが、石板に記された年号が正しい建造年代を表示しているなら、古い道祖神であることは間違いなさそうである。近くに桜の木があったので、春に訪れたら絵になるかもしれない。
フクジュソウは信州の山里に一足早い春の訪れを告げる花であるが、竜野町では町の代表的な花として、地域興しに取り組んでいるようである。当日早朝は八ヶ岳南麓の北杜市では一面雪化粧であったので、雪の中から顔を出した黄色い花が撮影できるかと期待して出かけたが、長野県に入った辺りから雪が消えていて、期待した雪景色の中のフクジュソウは撮影出来なかった。
久しぶりにその姿を見たのがニワトリの「ボリスブラウン」。そのオスは体型も大きく、威風堂々としており絵になる姿をしている。
意外に思われるかもしれないが、このニワトリは非常に人懐っこいので、ペットとして飼育する人もいるようである。下の写真を見てもらえれば分かるように、ひな鳥はなんともかわいらしい姿をしている。卵の殻は赤みがかっており、黄身も色が濃いのが特徴。