早いもので、もう間もなく夏も終わりである。家の近くを散策していると秋の到来を感じさせる花が咲き始めている。我が家の庭先には今が見頃の白いアジサイが咲いている。「満州アジサイ」と呼
ばれており、昔、満州から戻って来た人が下さった花で、日本のアジサイに似ているが、木が大きいのと咲く時期が遅いのが特徴である。
花はどんな花でも小さな花は小さいなりに、大きな花は大きいなりに、見る者の心を感動させ和ませてくれる。書斎を駆け回る大きなステラや小型犬のルナが
、心を癒して元気にしてくれるのと一緒である。
先日、徳乃蔵に来館された方が、バラの花のカレンダーを入院しておられるお父さんの枕元に飾ってから、お父さんの顔がなごやかになってきたのに驚きました、と話しておられた。病弱な方が花や動物から得るエネルギーは、健康な人に比べて遙かに大きいようである。
病院通いの患者さんや、老人ホームで暮らしておられる、お年を召された方々を元気づけている姿を見れば、花や動物の放つエネルギーの大きさが分かろうというものである。私のようにそういった花や動物を身近に出来る者は幸せである。
今回掲載させて頂いた花は読者にとって見慣れた花だと思うが、少しでも心の癒しになって頂ければ幸いである。