日本時間の昨夜13日8時過ぎ、ニュージーランドで地震が発生した。 震源地は南島のクライストチャーチから北北東90キロで震源の深さは10キロ。 地震の大きさはM7・8。 東海岸沿岸には1・5〜2メートルの津波が押し寄せ、海岸沿いの主要道路の一部が破壊されたようだ。
現在確認されている死者の数は2名であるが、最も被害の大きかったカイコウラの町とは通信機器の故障で通信がとれていないため、被害者の数はさらに増えそうである。
震源地から210キロほど離れている北島の首都・ウエリントンの被害状況からして、カイコウラの被害はかなりの規模になっていそうだ。 また14日早朝にはM6・2の余震が発生している。
ニュージーランドの地震で思い出すのは私がニュージーランドを訪れ、ポロハウ長老に聖地を案内して頂いて帰国した直後の2011年2月22日に、南島のクライストチャーチが被災した地震である。 この地震では、ビルが崩壊して日本人を含む185人が死亡。 そして、それからわずか20日足らずで東日本大震災3・11が発生している。
今回の地震で気になるのは、震源地が前回のクライストチャーチ大地震の震源地に近いという点と、震源の深さが前回の地震や東日本大震災と同様10キロという点である。
また今回の震度が前回のM6・3に比べて遙かに大きいM7・8である点も気になるところである。
今回の地震が即、日本の地震に結びつくかどうかは分からないが、
今月に入ってから頻発している九州全域の群発地震や、大地震の発生の頻度が高いと言われているスーパームーンを68年ぶりに迎えていることなどを考えると少々心配である。
先日、ポロハウ長老とお会いした際に話題になった点の一つが、これから先に発生する日本とニュージーランドの地震や噴火などの自然災害に関する話であっただけに、今回の地震発生のニュースには少々驚いているところである。
前回の地震が長老が日本訪問でニュージーランドを離れる直前に発生し、今回は長老が我が国から帰国した直後に発生していることを考えると、何やら長老と自然災害との不思議な関わりを感ぜずにはおれない。 長老は今回もまたご自宅で強い揺れに遭遇されたに違いないが、長老をはじめワイタハ族の方々が大きな被害に遭っていないことを祈りたい。