案じていたことが起きてしまった。 福島沖合の地震である。 幸い今回は震度5弱で大きな被害は出ていないようなので一安心だが、気になるのは先日、ポロハウ長老とお会いした際に伝えられた、ニュージーランドと我が国における地震や火山噴火の関連性である。
5年前と同様、クライストチャーチの近くで発生した地震の後で、同じ福島沖が揺れると言うことは決して偶然とは思えない。 但し多少の違いはある。 前回はクライストチャーチの地震後20日後に福島で発生していたが、今回は9日後である。 また、前回の地震の大きさがクライストチャーチはM6・3で今回がM7・8と規模が大きくなっているが、福島はM9からM7・4と小さくなっている。
こうした細かい点は、前回と異なってはいるものの、クライストチャーチ付近で起きている地震の後、日をおかずに同じ福島沖合で大型の地震が発生していることには変わりはない。 それに震源地が前回は両方とも地下10キロ、今回も同様であった。 ただ、気象庁は記者会見で震源の深さを25キロと訂正している。 こうした修正はお馴染みのことで、なぜか気象庁は地下10キロを避けたがっているようだ。
ポロハウ長老から伝えられたニュージーランドと我が国との地震や火山噴火の関連性の詳細や、これから先の災害に関する話はお伝え出来ないが、今回の一連の地震で、今後発生する両国の地震や噴火活動の間に関連性があることは確かめられたはずである。
それにしても、最近の茨城から東京にかけての地震の発生回数は異常である。 震度は3程度と小さかったようだが、2日前の地震の揺れは東京でもかなり強く感じられたようである。 都内に住んでおられる方は頻発する地震に慣れてしまっているようだが、かってない頻度で起きていることは忘れないでおいて欲しい。
巨大地震が発生した後、「そういえばこのところ地震の発生回数が多かったよね!」と、語ることになるかもしれないからである。 心の準備と同時に、備蓄や避難用品の準備だけは怠りなく願いたいものである。