「闇の勢力」の存在を明らかにした
「Qアノン」グループ
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ディープ・ステート(闇の政府)の存在を明らかにした「Qアノン」グループの
躍進によって、米国の分裂と衰退は新たな動きが始まることになりそうである。 |
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昨日のNHK・BS1テレビでこれまで耳にしたことのない、驚くべき情報が放送されたが、読者はご覧になられたであろうか?
それは、今米国では政治やマスコミが「ディーブ・ステート(闇の政府)」によって支配されていると主張する「Qアノン」と呼ばれる団体の存在が注目されており、彼らはその「闇の勢力」に立ち向かっているのがトランプ大統領であるとして、彼の選挙戦を支援しているという衝撃的な内容であった。
「Qアノン」グループの人々は、2018年に行われたトランプ大統領の集会から、「Q」と書いたTシャツを着て現れ、「闇の勢力」と戦うことによって米国に正しい世界を取り戻すのだと活動を続けて来ていたようである。
それはまさに、私がかねてから伝えてきた世界を支配する「闇の勢力」の米国版であったというわけである。
「闇の勢力」の存在については、これまでにも、様々な書物やインターネットで伝えられてきていたが、それを党是(党の主張)とする組織が政治団体として登場するのは初めてある。彼らは
既にボストンで行われたコロナウイルスに対するワクチンの接種義務に反対する集会に参加したり、ミネソタでは空港で行われたトランプ大統領支持の集会にも参加したりしていたようである。
私が驚いたのは「闇の勢力」の存在を公にする組織が
存在していたことだけでなく、彼らが政治活動家として大統領選挙と同時に行われる議員選挙に参加し、議席を獲得する勢いを見せているという点であった。どうやら選挙に出馬する人物は、共和党、民主党両党におり、その数は20人ほどになっているようである。
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「Q」と書いたTシャツを着て現れた「Qアノン」グループの人々。
彼らは「闇の勢力」の存在を明らかにし、彼らに立ち向かおうとしている。
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「Qアノン」グループの人々は、一部のインサイダー(エリート層)が米国を
惨めな国に導いてきたとして、それに立ち向かうトランプ大統領を支持。
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「Qアノン」グループのメンバーの多くは過激的な人々ではなく、
若者を中心とした一般市民で構成されているようである。
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南カリフォルニア州から立候補しようとしているマイク・カーガイル(写真下)という人物は、「「Qアノン」グループの一部の人達の過激な点は支持できないが、
私は「闇の勢力」の存在を確信しているとして、興味を持って「Qアノン」グループの行動を見守っている」と語っていた。
またトランプ大統領もテレビ局のアナウンサーからの「あなたを支持している『Qアノン』グループをどう思うか」という質問に対して、「彼らの存在の詳細は知らないが、世界を救うことが出来るなら私は彼らと一緒になってやっていきます」と答えていた。
どうやら、文字通り闇に隠れていた「闇の勢力」の存在が明らかにされ、今まで密かに語られていた「陰謀論」が米国の中央政界の中枢に登場することになったようである。そして、「Qアノン」グループのような「闇の勢力」に立ち向かう一般市民グループが
、選挙などを通じて公に登場する時が来たようである。
コロナ禍で多くの人々の生活が苦しくなり、人と人とのつながりが無くなって来たことも、ネットを通じて「Qアノン」グループを支持する動きを広げ要因となっているようである。となると、今、米国を揺らしているコロナウイルスがこれから先、その勢いを増すことになるようなら、選挙戦以降も「闇の勢力」に立ち向かう人々が増加し、反[闇の勢力」運動が拡大することになりそうである。
前回の大統領選挙でトランプ氏が勝利した際に、私は「闇の勢力」が二分され、従来の考えを貫き通す主流派がヒラリー・クリントン氏を担ぎ上げ、それに対抗する分派がトランプ氏を担
ぐことになったようだと記したが、どうやら、それはほぼ間違いなかったようである。
事態がここまで進むと、国家衰退に向かう米国はこれから先、共和党と民主党の「党派の対立」というより、「闇の勢力」と結びついた「超富裕層
」対 「一般市民」の闘争という形で、国家分裂が一段と進んでいくことになりそうである。
こうした動きは大統領選挙や議員選挙が終わった後も続くことになりそうなので、関心を持って見守っていったほうがよさそうである。
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マイク・カーガイル氏の選挙結果にも注目しておきたいものである。 |
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