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積雪被害に見舞われたコロナ禍の米国
     
  ワクチン接種センター閉鎖、
             ワクチン搬送車にも悪影響

 
 

 
 


スリップして停車中の車に突っ込む対向車

 
 


世界的にコロナ感染は一向に収まる気配がなく、私がチェックしているデーターによると、米国では1日の感染者数が24万人となる中、死者数は3486人と3000人を大きく上回っており、40〜50人の死者数の我が国から見ると70倍を超す数値となってなっている。

そうした厳しいコロナ禍に置かれている米国では、自然も手を緩めず猛威を振るっており、全米各地が激しい雪嵐に見舞われている。中でも北東部のフィラデルフィア州からニューヨーク州にかけての一帯では積雪量が多くなっており、路面が凍結し、車の事故が多発しているようである。

コロナ禍に見舞われてロックダウンとなったニューヨーク市では、30センチを超す積雪が予想されており、既にコロナのウイルス検査センターが閉鎖状態となり、空の便も相次ぎ欠航となって、市民が待ち焦がれているコロナワクチンの輸送にも悪影響が出ているようである。

ニューヨークでは減少傾向にあった感染者数が、ここにきて再び多発化し2度目のロックダウンを実施することになろうとしている時だけに、まさに「泣き面に蜂」である。こうした状況を見ていると、これから先、年明けから春先にかけての感染被害は、これまでの苦難とは比べ物にならないとする、ウエブポットの予測が現実味を帯びてきそうである。

 
 

 
 


積雪の中で数百キロ先の遠方にワクチンを搬送する人々

 
 

一方、この1週間で13万7000人がワクチン接種を受けたイギリスでは、多くの人々が接種を心待ちしているようであるが、今朝のイギリスBBCニュースは接種希望者の比率が白人と黒人やアジア系のマイノリティーとの間で大きく違っているようである。

感染率が白人に比べて2倍に達しているのにもかかわらず、黒人やアジア系の人々の方が、ワクチンに懐疑的で、白人では79%が接種を受けたいとしているのに対して、黒人とアジア系の人々は57%にとどまっているようである。また、収入の多い少ないでは。多い人の接種希望率が84%に対して少ない人は70%となっている。

感染率が2倍と高いのにもかかわらず、接種希望率が57%と低いのは、自分たちは自然の治癒力を持っていると考えている人が多いのと、ワクチンの中には人々を監視するためのチップが入っているのではないか、と考えている人々が多いのが要因であるようだ。

収入の多い人も少ない人も、ソーシャルメディアが流す陰謀説は同じように見ているはずであるが、それでも富める人の方が接種を希望する比率が高いというのは、自身の「地位と富」を守るためなら、我が身に多少の悪影響はあってもと、考えている人が多いようである。

 

 

追記

 

ワクチンの接種どころか、感染の検査を受けることすら出来ないアフリカや中東諸国の貧者の一人でも多くの方が、「命の危機」から救われることを願って今回改めて「国境なき医師団」に寄贈させて頂きました。

この基金の中には徳乃蔵にご来館の際に手渡された支援金も含まれておりますので、ご報告させて頂きます。 皆様の志が徳積みとななられることを心から願っております。

 

 

 
 

 

 

 




 

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