東京、大阪、福岡どこもみな、すでに桜は散ってしまったようだが、標高1000メートルの八ヶ岳山麓は今は、梅が散って桜はもう少し先。 この梅と桜の間に目をなごましせてくれるのが、コブシとモクレン。 両者はよく似ているが、一番の違いは花びらの枚数が異なること。 コブシは6枚、モクレンは9枚。
数日前からツツジも開き始め、彩りを添えている。 サクラと言えばソメイヨシノだが、この辺りでソメイヨシノが満開になるのは、例年だと4月20日過ぎ。 私の小学生の頃は5月3日の運動会の頃満開だったこともあった。 それに比べるとずいぶん早くなったものだが、今年はもう4、5日で満開になりそうだ。
徳乃蔵の近くにピンク色のきれいな桜が咲いていた。 種類はよく分からないが早咲きの桜のようだ。 ウコンサクラやウワミズサクラ、また 山桜は4月末から5月はじめ、その間、悠に1ヶ月間は楽しめる。 都会暮らしでは味わえない醍醐味である。 暗いニュースや悲しい話が続く毎日、花たちは何より心を癒してくれる。 自然に感謝、感謝である。