八ヶ岳山麓の遅れていた紅葉が始まり出した。 平年より1週間は遅れている感じだ。 徳乃蔵の接客のため撮影に出掛けられない毎日が続いていたが、休日を利用して山麓の紅葉撮りに出掛けて来た。
一番の狙いは「吐竜の滝」。 長雨と暖冬のため色付きが今ひとつであったが、時間をかけて日射しの良いタイミングを狙ってなんとか絵になる一枚を切り取ることが出来た。 このところ写真の掲載がなかなか出来ずにいたが、少しでも心の癒やしになればと思い掲載させて頂いたので、ご覧頂ければ幸いである。
日に日に厳しさを増す一方の世の中、目にするニュースは暗い話、悲しい話ばかりである。 しかし、泣き言を言ったり世の中を恨んだとて、どうにもなるものでもないのだから、精一杯明るく過ごして、命ある限り生き抜くしかない手はない。
読者におかれても日々の暮らしの中で、あれやこれやと苦しみや悲しみに遭遇する機会が多いのではなかろうか。 しかし、自身のまいたカルマを刈り取るための苦しみや悲しみには、耐えて頑張るしかない。 3次元でまいたカルマは3次元で刈り取るのが一番。 そう信じて明るく笑って日々を過ごして頂きたいものである。
一方、カルマと対峙するのが「徳」である。 次なる世界に持って行けるものも「徳」しかない
のだから、「徳積み」には精一杯励んでおきたいものである。
9月以降、初めて徳乃蔵に来られる方が増えてきている。 しかも、拙著を読んだことも、講演会に参加したこともなく、HPすら読んだこともない方が増えてきているのだ。
そうした方々に来館のきっかけとなった経緯をお聞きすると、
なんとも不思議な「縁の力」に驚かされる。 そうした縁を活かして来館するという行動に移させているのは、徳の持つエネルギー
である。 残された時が刻一刻と少なくなっている今、ぎりぎりのタイミングで来館することが出来た方は皆、過去世で積まれた徳の
力によって来館出来ているようである。
日々、そうした方々をお迎えしお話しさせて頂いていると、「縁」と「徳」の持つ力の凄さを実感させられる。 人を助けるということは、
他ならぬ自分自身を助けていることになっているのだから、徳積みを惜しんではならない。 最近はそんなことを思い知らされる毎日である。 お互いに、残された人生、精一杯の徳積みに励んでおきたいものである。 「為せばなる、為さねばならぬ何事も、ならぬは人の為さぬなりけり」 私の人生訓である。