いよいよ5月、新緑の候である。 我が家の庭の木々も一斉に芽吹き始め、緑が一段と艶やかになり始めた。 自然と接する機会が増え、草花や草木に関心が向くようになって来ることで気づかされることが多い。 徳乃蔵の前庭のモミジの木、秋の紅葉に
ばかり目が向いていたが、葉が茂り始まる今の季節もまた、新緑の木々の中で朱色の葉が殊の外美しいのに気づかされた。
駐車場の回りを囲む垣根沿いに咲くヤマブキの黄金色やマユミの薄紫色、徳乃蔵入り口の右手に咲くリンゴの花の白色、それに玄関口のモクレンの赤紫色
やボタンのピンク色など改めて見てみると、緑、赤、黄色、白、紫 ピンクと色とりどり、自然が作り出すカラフルな色彩に驚かされる。
リンゴの花は見る機会が少ないせいか、「これはなんの木の花ですか?」と尋ねられる
方が多い。 正式な名前は私もよく知らなかったので図鑑で調べてみたら「ヒメリンゴ」という種であった。 ちょうど連休中が見頃となりそうなので、来館の折りにはご覧になって頂きたい。
駐車場から眺める南アルプスの山々も木々が緑化し、この季節ならでは生気に満ちた爽やかな景観が広がっている。
なお、徳乃蔵は5月2日(月)は営業しますので、連休でこちらにお出かけの方はお立ち寄り下さい。 お待ちしております。