暑くて半そでになったかと思うと、翌日はストーブを焚いてセーターを着る。 なんともおかしな天気が続いている。 北海道の読者から頂いたお手紙を読むと、昼に30度近くに達したあと、寒い日には5度前後に急下降。 雨も数週間降らないで
いたかと思うと、いったん降ると大雨。 5月から6月初旬にかけては、大豆からカボチャまでの種まきの季節だけに、天候にほんろうされた1ヶ月であったようである。
我が家の庭の草花や木々に咲く花たちも、こうした異常な天候の影響を受けてその先方がいつもと違っている。
あまり咲かない内に散ってしまう花もある中、例年にも増して見事に咲いたのがツツジ。 トップページに掲載している赤、白、黄色にピンクのツツジの帯
と、今回掲載した4枚のツツジの見事な咲きっぷりを見ていただければ、得心がいくはずだ。
天候以上に狂い出しているのが「人の心」と「世情」。 世界に目を転じると、目も耳も背けたくなるような悲惨な暗いニュースばかり。
中東やヨーロッパ各国のニュースを見ていると、なんとも恐ろしいことだが、もはや自爆テロは日常的な出来事になってしまった感がする。
一方、過激派組織によるテロが少ない米国では、精神的トラブルによる銃の乱射事件が多発。 最近1年間の銃による死者の数は、数千人規模に達しており、中東やヨーロッパの死者の数を遥かに上回っている
ようである。
大事なのは、昨今のこうした人心の乱れや狂い始めた気候の動きをしっかり把握し、そうした流れに飲み込まれないように注意して、「穏やかな心」、「冷静な心」を保ち続けることである。 心が乱れ、波動が下がっていたら、時が来たとき、高次元の世界へ旅立っていくことは出来ないからである。
このところ、徳乃蔵への来館が遠のいている方もおられるようだが、世情に流されないようにしておいてほしいものである。
加寿施京子先生の「エネルギーアート展」も残すところあと3週間となった。 一枚一枚の絵画の放つ聖なるパワーには、ただただ驚きである。 まさに展示会の名前の通り、ギャラリー内部
にはエネルギーが満ち溢れており、多くの方々が長い時間、そうした空間に身を置かれて、心を癒やされておられるようだ。
中でも圧巻なのが、正面中央に飾られた霊峰富士の絵。 そこには、山頂付近が真っ赤に染まった富士山とその上空を飛揚する金龍様のお姿
が描かれている。 この作品はほどなく到来する富士山噴火の情景が描かれたようで、見る者の心を震わせる。
横幅120センチの50号サイズの大作の発するパワーとエネルギーは圧巻である。
絵そのものは数年前に描かれたもののようであるが、火口の上空を舞う金龍様のお姿は、徳乃蔵に展示される直前にグレージング(油絵の凹凸のある部分を上塗りする技法)した際に出現したと言うから
、当初から下絵として描かれていたように思われる。
どうやら金龍様のおられる徳乃蔵ギャラリーで展示されることを予期して描かれていたようである。
展示会の詳細は「スペース&ギャラリー徳乃蔵」をご覧いただきたい。 皆様のご来館をお待ちしております。