北朝鮮、突然の豹変の真相
ホーム レポート2018年―1 レポート2018年−2 レポート2018年−3 レポート2018年−4

 


ホーム
上へ
パレスチナで多数の死者発生
支援金は集まれども使うこと出来ず
頻度を増して来た噴火と地震
またシリアで化学兵器使用
中国にあった不思議な村
米国、シリア攻撃
一段と進む「欧米対ロシア」の対立
北朝鮮、突然の豹変の真相
カナダで車を使った殺傷事件発生
習近平が進める「一つの中国」政策の行方
融和ムードの中で行われた南北首脳会談
イラン核合意破棄に向かう米国とイスラエル
活発化するハワイのキラウエア火山
さらに拡大するキラウエア噴火
拡大する世界の異常気象
米国、イラン核合意から離脱発表
イラン核合意破棄の波紋広がる
世界に衝撃!! 家族ぐるみの自爆テロ
大使館移転がもたらした悲劇
これでもかと襲う米国の自然災害
キラウエア大規模噴火
米国、またもや高等学校で銃乱射事件
イラン情勢に「火に油」を注ぐトランプ政権
米朝首脳会談中止
乱れる人心、獣と化す人間
今年もまた甚大となるかハリケーン被害
メリーランド州の被害甚大
プラスチックによる海水汚染の危機

核とミサイル実験を全面中止、核実験場を廃棄

 
 

 
 


突然の政策転換を発表したキム・ジョンウン委員長。

今回の発表を受けてトランプ大統領がどう対応するか見ものである。 
 

 
 

北朝鮮の融和路線が伝えられる中、今朝早朝の朝鮮中央通信は驚きのニュースを伝えた。 昨日行われた朝鮮労働党中央委員の総会で、本日以降、核実験とミサイル実験をすべて中止し核実験場を廃棄することが決定されたというのだ。

キム・ジョンウン(金正恩)党委員長は総会で、核開発と経済建設を同時に進める「並進」路線について、「国家核兵力の建設が完璧に達成され、貫徹された」と宣言。「今や、いかなる核実験も中・長距離、大陸間弾道ミサイルの試射も必要なくなった」として、北部の核実験場も使命を終えたと発表。

あれだけ他国との対話路線を封鎖し、独自の核開発とミサイル開発を推し進めてきた北朝鮮が、一気に方向転換し朝鮮半島の平和と安定に向け、周辺国や国際社会と緊密に連携、対話していく方針を打ち出し、社会主義経済建設に総力を集中する新たな戦略路線を表明したのだから驚きである。

核開発とミサイル開発はキム・ジョンウン一族にとって、最優先課題であった。 それは、以前にも記したように、イラクのフセイン大統領やリビアのカダフィー大佐が無残な最期を遂げたのを見た、当時の金日成主席が二人の首脳は核を持たないがためにそうなったのだ、と認識したことが原点であった。

したがって、フセインとカダフィーの末路を知るキム・ジョンウン氏が簡単にトランプ大統領による全面降伏に応じることは考えられない。 今回の核とミサイル開発の中止の裏には隠された何か大きな背景があるはずだ。 実はそれを知ることになる驚くべき一つのメモが残されていたのだ。

このメモはある北朝鮮の元幹部が記した極秘メモで、そこにはキム・ジョンウン氏の野望が記されていた。 その野望とは何か? キム・ジョンウンと言う人物の実体は? 次の一文を読まれたらお分かりになるはずだ。

「キム・ジョンウンは戦争も辞さない狂気を持った人間だと思わせておいて、突然180度方向を変えて平和を実現したいとして一歩出てきたら、いったいどうなるか? 世界はその深淵な渦の中に巻き込まれるだろう」

実はこれは、先日放送されたNHKスペッシャル「金正恩(キム・ジョンウン)の野望」が伝えていた情報である。 読者もご覧になられたことかと思うが、まさに今朝のニュースは元幹部の極秘メモがキム・ジョンウン氏の真の姿を伝えていたことを示すこととなった。

 
 

 
 

  
どうやらこれから先、ミサイル発射実験の映像を見ることは無くなりそうである。

 
 

キム・ジョンウン氏という人物は、多くの人々が考えているように身勝手で短絡的な暴君で狂気の独裁者ではないのだ。 彼は若くしてスイスのベルンに留学し、フランス語など諸外国語に堪能な頭脳明晰な人物であると同時に、大変な戦略家だったのである。 

だからこそトランプ大統領だけでなく、プーチン大統領や習近平主席など世界の首脳を手玉にとって、一族の目標である核とミサイルの保有を為し遂げたのである。 祖父や父から受け継いだ我が一族を守る大命題を成し遂げるだけでなく、彼はこれから先、近隣の国家や世界とも交流を図って良識ある政治家へと変身し、朝鮮半島全体を統治する国家の主席となるべく動くことになるに違いない。

こうした考えに立つと、キム・ジョンウン氏の変身はすべてよいことずくめに思われるが、そう簡単に手放しで喜んではいられないはずだ。  今回の発表でも核の放棄については一切言及しておらず、ほぼ完成した核とミサイルは保有し続けることになるため、万一、ジョンウン氏が我が身、我が一族の危機的状況にさらされることになった時には、それらの武器を使うことは必至であるからだ。

そうした状況が発生する可能性の一つとして考えられることは、 長い間にわたって虐げられてきた農民たちや軍の兵士たちによる暴動とそれを支援しようとする国との紛争である。 つまり、ジョンウン氏が恐れている一族の破滅は、なにも米国からの攻撃だけではないのだ。

我々が日頃ニュースで見せられている北朝鮮の人々の映像の多くが、首都平壌(ピョンヤン)の高層ビルの建ち並んだ街中の様子である。 その映像には暮らし向きに問題のある人々の姿は映されていない。 しかし、2500万人の国民の中には、いま貧しい暮しを余儀なくされ、日々の食事にも事欠く状況下にある人々もたくさん出てきているのだ。

読者は1995年に50万人の人々が餓死した朝鮮の大飢餓を覚えておられるだろうか。 道路に飢餓で亡くなった多くの人々が横たわる光景が思いだされる。 ここ数年、気候変動による影響を受けて凶作状況が頻発している農家においては、まともに食事すらとれない状況が発生しているのだ。 一歩間違えば1995年の再来となり得るのだ。

そうした点を含めて、これから先、北朝鮮とキム・ジョンウン委員長の動向を注意深く見守っていく必要がありそうだ。  先ずは、韓朝トップ会議と米朝トップ会議である。 核とミサイルの開発はストップしても、韓国と米国を射程圏内に入れたミサイルと核は 保持し続けることになるからだ。

 
 

 
     
 

 
 


23年前、北朝鮮の路上には餓死者の遺体が散乱した。

 

 

 




 

戻る 上へ 進む