このところ寒暖の差が激しく体がついていかない日々が続いているが、それは世界的な傾向。 むしろ米国やヨーロッパ、中東辺りの方がひどい状況となっている。 英国ではバンクホリデー(休日)となった7日、南東部では40年来の高温28・7℃を記録、海岸は海水客でごった返す珍事となった。
ロンドンの気温を調べると平均の最高気温は東京に比べて5℃前後低いく、南部でもそれほど変わらないようである。 それが30℃近い高温で、海に出かける車で渋滞や列車の遅れが発生したというのだから驚きだ。 英国BBCニュースが伝える海水浴場の様子を見てみると、海水浴場は人、人でごった返し、海に飛び込む子供たちで一杯。
まさに信じられない光景であった。 海水浴客もみな「5月の初旬に海水浴なんて考えられないことだ!」と驚いていた。 そんな海水浴場の様子を見て頂こう。
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どう見てもこの人混みは、5月初旬の景観ではない。
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イスラエル、トルコ、中東で大洪水
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イスラエルでは死海が氾濫し、砂漠が洪水に見舞われた。
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異常気象はヨーロッパ南部から中東にかけての一帯にも広がっている。 サハラ砂漠に雪が降ったニュースを一つ見ても、最近の異常さはお分かりのことと思う。 寒さだけでなく、異常な暑さや、洪水などに次々と見舞われていることは、これまでの記事でお伝えしてきた通りである。
4月後半からこの2週間ほど、トルコやイスラエル、ヨルダンなどが大雨による洪水に遭遇している。 イスラエルは各地で大雨や雹の嵐などの悪天候が続き死者が発生しているが、洪水などでイスラエルで多くの死者が出るのは極めて珍しい事態である。 中でも驚いたのは、死海に面した「砂漠」地帯が死海からの鉄砲水で大洪水を引き起こし、軍事訓練中の10代の男女11名が命を失う珍事が発生したことである。
「サハラ砂漠の雪」と同様、「砂漠の大洪水」もまた昨今の気象がいかに異常かを物語っている。 死海からの鉄砲水というのは死海の氾濫によるものということになるが、イスラエルとヨルダンに挟まれた死海は、面積が810`平方メートル、平均深度が200メートル。 この大きさと深度を考えると、氾濫という事態が信じられない。 因みに琵琶湖は671平方キロメートルで深度は41メートル。
イスラエルの洪水は「ノアの洪水」を思い出すだけに不気味だ。 地球を飲み込んだあの「ノアの洪水」も、直前までは誰も気にすることなく、飲み、食い、嫁ぎ、娶っていたのだ。
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トルコのアンカラの洪水 @
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ヨルダンでは有名な遺跡が洪水に見舞われた。
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