15日はパレスチナ人にとってイスラエルによって土地を奪われた「ナクバの日(大破局の日)」。 不法に占拠された土地を返せと抗議するためイスラエルとの境界線に集まった
ガザ地区の人々に対し、再びイスラエル軍が催涙弾と実弾を発射。 死者の数はさらに増えて子供8人を含む60人に達した。
こうした事態を受け開催されることとなった緊急の国連の安全保障理事会。 各国代表からイスラエルに対する強い非難が出されたが、米国のヘイリー国連大使はイスラエルの非を認めず、大使館移転についても、エルサレムはイスラエル建国以来の首都だとして、移転を正当化する
発言を行った。
非難決議は米国の拒否権発動で採択されないまま終わることになりそうである。 もはや国連にはこうした事態を収拾する力はなくなってしまったようだ。
時を同じくして、そんな米国を異常な自然災害が襲っている。 まるで天が身勝手の振る舞いを戒めるためにもたらしたようである。 被害に遭遇しているのは北東部を中心としたワシントンDCからニューヨーク、ボストンにいたる大都市を含む10の州。
ニューヨークでは暗雲が立ち込め、昼なのに街全体が夜のような暗闇となり、エンパイヤステートビルも真黒な建物と化してしまった。 他の州ではテニスボール大の巨大な雹が降り車の窓ガラスが割れて道路が
大河と化し、強風で木々がなぎ倒され住宅が崩壊、50万人が停電に見舞われた。 また、4つの竜巻と強風で数百機の航空便便が欠航、遅延。 ダラス航空では乗客が地下に避難する騒ぎとなった。 落雷による火災も発生している。
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強風と大雨で各地で交通事故が多発。
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テニスボール大の雹で車のガラスが破損。
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降った雹が溶け道路は大河と化した。
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落雷で住宅火災発生。
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活発化するキラウエア火山噴火
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亀裂から吹きあがるマグマを呆然と見つめる住民
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一方、かねてからキラウエア火山の噴火が続いているハワイ島では、火山活動が一向に収まる気配がなく、更なる大規模な噴火が発生する可能性が心配されている。 現在も火口からは黒い噴煙が立ち
上がり、その高さは1200メートルに達しており、噴煙には有毒ガスの二酸化硫黄が含まれているため、多くの住民が家を離れる事態となっている。
また地上には多数の亀裂が出来、その数は日に日に増えて既に20か所に達しており、そこからは真っ赤なマグマが噴出している。 これだけの規模の噴火活動はこの100年間なかったことだというから、住民の不安は次第に大きくなっている
に違いない。
いつも記していることであるが、富士山の大噴火までは巨大噴火は起きないと思われるので、しばらくしたら鎮静化するのではないかと思われるが、世界的に地震だけでなく噴火活動も活発化して来ていることは頭に入れておいた方がよさそうだ。