米国では、昨日トランプ大統領が米朝首脳会談の中止の意向を発表したばかりであるが、あれから24時間も経たない内に、なんと、会談を予定通り行うことになるかもしれないと発表。 とても覇権国家の元首とは思えない、露骨なまでのあからさまな駆け引きに、世界が振り回される事態となっており、米国の威信はますます低下する一方である。
そんな米国で、またもや学校における発砲事件が発生。 19日付の記事「米国、またもや高等学校で銃乱射事件」でテキサス州の高等学校で、生徒が父親のショットガンを使って銃を乱射し、10人の死者を出す発砲事件が起きたことは、お伝えした通りである。 それからわずか1週間、今度は中西部のインディアナ州での生徒による発砲事件の発生である。
なんといっても驚いたのは、今度は事件の起きたのが高等学校ではなく中学校であったことである。 中学生の男児生徒が授業中に、退室許可を得て教室外に出た後、2丁のピストルを持って教室に戻り、大声をあげながら生徒と先生に向かって発砲。
幸い今回は、教師の身を呈したとっさの判断で、死者を出さずに済んだようであるが、米国社会が正常でなくなってきていることが、日に日に明白になって来ていることは明らかで、犯行年齢が若者から高校生に、そして中学生へと若年化して来ていることに恐ろしさを感じる。
しかし、人心の動乱は何も米国だけの現象ではない。 我が国とて、次々と起きる昨今の殺人事件を見ていると、その残虐性が人間の為す範囲を完全に超えて来ていることを実感せずにはおれない状況となっている。
8人の女性と一人の男性をアパートの自室に呼び、次々と殺害。 浴室で死体を切り刻みんで、脱臭剤と一緒にビニール袋に入れて2か月余を過ごすという信じ難い殺人事件。 また、さしたる理由もなしに親戚、縁者を次々と殺害した連続殺人事件、さらには、小学生の女の子を殺害した後、線路上に放置するというなんとも痛ましい殺人事件。 もはや人間の犯した事件とは思えない事件の連続である。
これまでに何度もHPに記して来たことだが、日に日に「心の素」が露わになって、抑えが利かなくなってしまって来ているのである。 一方で、不成仏霊の憑依による事件も多発して来ている。 東京で電車に飛び込む事件が日に何件と常習化して来ているが、それらの要因は皆憑依現象によるものである。 飛び込まれた人間が飛び込んでいるのである。
こうしてみると、昨今、心穏やかに日々を過ごすことがいかに難しくなって来ているかが分かる。 しかし、人間穏やかな心を保てなくなったらおしまいである。 そうならないためには、街の中の人混みに身を置く時間を出来るだけ少なくし、時間を作って緑あふれる自然の中に身を置くことである。
先週の日曜日の20日は八ヶ岳山麓一帯が見事なまでに新緑に染まった。 幸いにもその景観を写真に収めることが出来たので掲載させて頂いた。 御覧いただいて、少しでも心に安らぎを持って頂けたら幸いである。